成年後見制度、現行から大転換の可能性…今後は「終身型」から「オーダーメイド型」へ、新要綱「3つの柱」を司法書士が解説

成年後見制度、現行から大転換の可能性…今後は「終身型」から「オーダーメイド型」へ、新要綱「3つの柱」を司法書士が解説

死亡後の事務処理に関する整理

施設入所契約の解約や未払い金の支払いなど、本人死亡後の相続財産に関する事務についても、生前に付与されていた代理権の範囲内で、補助人が対応できると整理されました。

これは、実務上曖昧になりやすかった部分を明確にする内容です。

【家族が知っておくべき点】

死亡後の初動対応について、「誰が、どこまでできるのか」が事前に整理されることで、相続開始直後の混乱を一定程度抑えられる可能性があります。

制度改正を前に、家族として考えておきたいこと

今回の要綱案は、あくまで改正の方向性を示したものです。今後の条文化や運用次第で、細部は変わる可能性があります。

ただ、少なくとも読み取れるのは、成年後見制度が「固定的な保護」から「調整可能な支援」へと性格を変えようとしている点です。

【家族が知っておくべき点】

●本人の意思確認が、これまで以上に重視される

●家族の関与は、開始時だけでなく継続的に求められる

●制度を「使い続ける」だけでなく「見直す」前提が明確になる

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