◆「触るんじゃねえよ」ばい菌扱いしてくる男

ある時、仕事終わりに最寄り駅に行くと、二重でマスクをしているその男がいた。彼は酔っ払い3人組が談笑している姿を見ると、顔を背けて不機嫌な表情で埃を払う仕草をした。また、立ち読み中も、隣にいる別の客がクシャミを数回すると、埃を払う仕草をしながら逃げるように店を出るような変な奴だった。
夜遅い時間帯、その男は漫画本を持ってレジに来た。お、珍しく買い物か! と思ったら、その本を手から離さない。バーコードをスキャンできないので、すこし本に触れてスキャンした。
すると、それに頭がきたのか小声で「触るんじゃねえよ……」とつぶやいたのだ。
コロナ禍を経て、やたらと神経質になっている客もいるが、基本的には最初に「触らなくていいです」と言ってくれ、バーコードをスキャンしやすいように向けてくれる。
こっちは普通に仕事をしているだけなのだから、この男のそんな言い方は許せない。お釣りを返す時も、トレーに指をさしてきた。釣銭に触りたくなかったらキャッシュレス決済にすればいいではないか。
さらに筆者の目の前で、購入したその漫画本をウェットティッシュで一生懸命ゴシゴシと拭くのだ。それも見て、筆者は心底やりきれない気持ちになった。
<文/浜カツトシ>
―[大好評記事・漫画版]―
【ハッシー橋本】
愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上!サウナめし』はサウナ好き必見の一冊 X(旧Twitter)@hashimotosan84

