証明書を活用した不動産確認の流れ
実務上は、相続人が証明書を取得し、被相続人の所有不動産を網羅的にリスト化することが出発点となる。次に、名寄帳や固定資産税の課税情報と照合することで、相続登記の対象となる不動産を正確に把握できる。
この流れにより、調査漏れによる登記漏れを防ぎ、手続きを効率化することが可能である。
また登記名義人の氏名や住所が登記簿と一致していない場合、一覧に反映されない可能性がある点は注意したい。未登記の不動産や、所有権以外の権利(借地権・賃借権など)は対象外だ。そして証明書の情報だけに依存せず、他の資料や固定資産税台帳と照合して確認することが重要だろう。
制度の意義
所有不動産記録証明制度は、単なる証明書発行制度ではなく、相続登記義務化に伴う負担軽減と登記漏れ防止を目的とした支援策であるという。従来の方法では複数の台帳や書類を組み合わせて不動産を特定する必要があったが、法務局が登記簿を横断的に検索しリスト化することで、相続登記の初期段階から手続きを効率化できる。
この制度は、相続人や専門家にとって、漏れなく不動産を把握し、義務化された登記手続きを円滑に進めるための有効な手段になることが期待されている。
THE GOLD ONLINE編集部ニュース取材班
