◆SKE48劇場デビュー17周年を前にした新曲『Karma』
──ダブルセンターとして、今回の『Karma』という曲をどんな風に表現していこうと考えましたか。熊崎:まずダンスについては、今までになくきれいに魅せる振り付けなので、細かいところまで振りが揃うSKE48らしさを見せたいと思いました。しなやかでキレが良く、全員の動きが揃っているところを見てもらえたら嬉しいです。
佐藤:選抜メンバー16人のなかには、選抜復帰をした子や2連続選抜、初選抜を叶えた子もいます。みんな口には出さなくても、「もっと前のポジションに行きたい」とか「次も選抜に入りたい」って未来への気持ちを燃やして活動しているのを肌で感じる。私もそんな熱い気持ちに負けないようにパフォーマンスしたいです。それに、私は(選抜で)最年長メンバーでもあるので、今回の大人っぽい楽曲での最年長の良さや、長く活動をしているメンバーだからこそ出せる強さも表現していきたい。晴香さんと私の対比やバランスも上手く表現していけるように、これからも工夫していくつもりです。
──楽曲を聴いていて、『告白心拍数』『Tick tack zack』とパワフルでダンサブルな曲が続いたからこそ、細やかな表現力を重視する『Karma』に繋がってきたのかなと感じました。MVは、名古屋の商業施設・サンシャインサカエ前の交差点を模したセットで撮影していますね。
熊崎:『Karma』はSKE48の劇場デビュー17周年に向けての大切なシングルでもあります。だから、私たちのホーム・SKE48劇場が入っているサンシャインサカエがあることで、意義深い素敵なMVになったなと思います。ファンのみなさんも、セットを見ながら「ここは忠実に再現されているな」とか「ここは実物と違って面白いな」とか、色々探しながら楽しんでくれたらいいな。


◆凱旋ライブ、ソロ曲、ドーム…これからの目標
──最後に、SKE48の劇場デビュー17周年に向けて、長くグループに貢献してきたお二人の目標を聞かせてください。佐藤:私は今年の生誕祭から「生まれ故郷の豊橋で凱旋ライブをしたい」と目標を掲げていました。『Karma』というセンター曲をいただいたことで、ますます「センターとして豊橋に凱旋したい」という気持ちが強くなっています。それを叶えるためには、貪欲でい続けたい。28歳になり活動期間も長くなってきたけど、今回ダブルセンターに選ばれて、ますます貪欲に活動していきたいと強く感じています。
熊崎:個人的には、ソロライブがすごく楽しかったので、ぜひまた開催したいです。私は3作連続センターという歴史を刻ませていただいて、次の目標はソロ曲。憧れの先輩方はほとんど全員ソロ曲を持っているので、次は私も! という気持ちが強くなっています。「くまちゃんの歌って踊る姿が好き」と言ってくれるファンの方たちと一緒に叶えていけたらいいな。
グループとしては、毎年のように周年記念のライブをさせていただけることを当たり前と思わずに、改めて本当に嬉しいことだと噛みしめたいです。この先の20周年の節目に向けて、17、18、19周年と徐々に大きなライブ会場を目指していきたい。最終的には、みんなでバンテリンドーム ナゴヤに立つ! ひとつひとつの目標をファンの方と一緒に追いながら叶えて、みんなで盛り上がっていくグループでありたいです!
<取材・撮影/安藤龍之介 文/むらたえりか>

熊崎晴香(くまざき・はるか)
1997年8月10日、愛知県生まれ。2012年に6期生としてSKE48に加入した。『告白心拍数』『Tick tack zack』に続いて、9月24日発売の新曲『Karma』で3作連続センターを務める。2023年に1st写真集『表情ガール』(扶桑社)をリリース。東京スポーツでは競馬コラム「熊崎晴香の伸るか!反るか!」を連載中。特技である球技に関するテレビ出演など、多方面に活躍している。
佐藤佳穂(さとう・かほ)
1997年5月16日、愛知県生まれ。2016年に8期生としてSKE48に加入した。9月24日発売の新曲『Karma』で初めてセンターに抜擢される。やしの実FM(エフエム豊橋)「さとかほLAB」にレギュラー出演。「TBSチャンネル SKE48 ZERO POSITION『次世代グラビアクイーン対決』」で優勝し、ヘルシーな笑顔とボディで注目を集めている。

