準備資産としての金
金は貨幣である。政策立案者や経済学者は金を過小評価しているが、今後も金はきわめて優れた富の貯蔵手段であり、世界の通貨制度において欠かせない役割を果たし続けるだろう。
これは、フランスのおかげによるところもある。1975年、金は通貨制度での役割が低下していたにもかかわらず、フランスはIMFで確固たる立場を公言し、公的準備に金を加えるべきだと主張した。
経済学者たちは、金にそれほど関心がないようだ。金は彼らからほぼ無視され、貨幣という観点で研究されることもない。それでも、金がなくなったことは一度もなく、舞台裏で重要な役割を担っている。金は今でも国際通貨制度の準備資産であり、今後その重要性はますます高まるだろう。金を理解することは、国際通貨制度の未来を理解するための枠組みとなる。
ジム・リカーズ
APJ Media 合同会社
編集長/地政学者/経済学者/弁護士
