一般企業
16.産業看護師
一般企業に所属して従業員の健康に関する相談業務や予防、職場環境の整備をします。増加傾向にある気分障害の予防にもつながるストレスチェックの実施や、従業員との面談、健康診断の日程調整をおこないます。臨床経験の年数や保健師免許の有無などの応募条件は企業によりさまざまです。

17.救護室
テーマパークや公園内にある救護室で、急病人やケガ人の応急処置や病院への付き添いをします。救護室で働くためには、施設を運営する企業に就職します。勤務時間は施設の営業時間に合わせて固定もしくはシフト制です。

18.医療機器メーカー(フィールドナース)
クリニカルコーディネーター、クリニカルスペシャリストとも呼ばれ、取り扱い商品の販売促進やカスタマーサポートをおこないます。専門知識や臨床経験を活かして、病院やクリニック、展示会などで自社製品を説明するため、営業職に近い業務内容です。看護の知識だけでなくビジネスマナーやパソコンスキルも求められます。
19.コールセンター
自治体や企業が運営するコールセンターで、健康に関する相談や問い合わせに応じるほか、救急相談に応じます。保険会社や警備会社が提供するサービスの一環として、健康や病気に関する相談に応じるなど就業先により業務内容はさまざまです。新型コロナウイルス関連のコールセンターもあり、発熱した人や自宅療養者の相談に応じ、関係各所への連絡やデータ入力をおこないます。

20.治験コーディネーター(CRC)
製薬会社が新薬を開発するとき、最終段階で人体への有効性と安全性を確認するため臨床試験(=治験)をします。その調整役となるのが治験コーディネーターで、英語表記の「Clinical Research Coordinator」を略してCRCと呼ばれています。医療機関の治験事務局に直接雇用されるパターンと、民間企業である治験施設支援機関から医療機関に派遣されるパターンがあります。業務内容としては、被験者の治験日程の調整、服薬管理、製薬会社に提出する報告書の作成などがあります。
>治験コーディネーターについて詳しく知る

国の機関や地方自治体
21.国の機関
国家公務員として国が運営する宮内庁病院や自衛隊病院、国立ハンセン病療養所、医療刑務所のほか、厚生労働省に看護系技官として勤務します。給与体系や勤務時間が国家公務員の規定によって決まっており、就職のための条件や業務内容は各所異なります。
22.地方自治体
都道府県や市区町村が運営している施設に勤務します。県立や市立の病院、診療所のほか、保健センター、保健所、公立の保育所や看護学校があります。
その他
23.イベントナース
コンサートやスポーツの大会などイベント会場に設けられた救護室で、ケガ人や病人の手当、救急搬送の手配をします。単発の求人が多く、派遣会社に登録して応募します。

24.ツアーナース
修学旅行や合宿、団体旅行などに同行し参加者の体調管理やケガ人、病人の手当をします。派遣会社に登録し、派遣社員として単発で働きます。

25.シップナース
クルーズ客船や海洋調査船などに同乗し、乗客や乗務員の体調管理やケガ人、病人の手当をします。ツアー内容によっては数ヶ月に及ぶこともあります。クルーズ会社で欠員が出れば募集されますが、就業のチャンスはあまり多くありません。
26.医療ライター
ウェブサイトや書籍、雑誌などに掲載する記事の執筆や監修をします。ライターに必要な資格はありませんが、医療に関する内容を扱う場合、看護師の資格が優遇されるケースもあります。ウェブサイトの運営会社や出版社に就職するほか、クラウドソーシングで募集されている案件に応募してフリーランスや副業として働く方法があります。

27.就労者数第1位はやはり「病院」
病院以外で看護師の資格が活かせる場所を紹介しましたが、2020年度の「衛生行政報告例」によると、就労者数が最も多い施設は「病院」という結果に。診療科目が複数あることで、一つの病院内でさまざまな経験ができ教育体制も整っていることから、看護学校を卒業後にまずは病院を選ぶ人が多いようです。

希望や条件に合う職場選びを
これまで紹介したように、看護師の資格を活かせる職場は多岐にわたります。高齢化が進み介護分野における就労者数が増加傾向にあるほか、訪問看護や居宅サービスへのニーズも増えています。
ジョブメドレーでは、診療科目やサービス形態のほか、「残業ほぼなし」「年間休日120日以上」など条件を絞って求人を探せます。勤務先が合わずに一度は臨床を離れてしまった人や、ライフイベントによって離職した人、転職を検討している人は、自分の希望に合う職場を探してみてください。

