◆大人なら、その現実を知っている
人間という生き物はそんな単純ではありません。「理想の女性」かどうかを判断するためには、相手の性格、価値観、趣向、経験などをきちんと熟知する必要があり、少なくともまっとうな大人が出会ったその日に断言できる言葉ではないのです。
「全部好き、嫌いなところがない」という言葉にいたっては、ほぼ確実に彼の勘違い。
相手の特徴や性質を好き・嫌いで判断するポイントは無数にありますが、本当にすべての要素が好きで、嫌いな要素が1つもない相手なんて、世の中に1万人に1人もいないのではないでしょうか。
誤解を恐れずに言いますが、自分の恋愛・結婚において、「全部好き、嫌いなところがない」という超レア確率の相手に巡り合えることなんて、ほぼありえないというのが現実。
そして、きちんと成熟しているまっとうな大人なら、その現実を知っているはずなのです。
◆結婚相手として要注意な危険サイン
「全部好き、嫌いなところなんてない」といった発言をする人は一定数いますが、その人物が本当に1万人に1人の確率を引き当てているわけではなく、たいていは勘違い。まだ相手の知らない要素があることに気づいていないか、もしくは気づいていても“あばたもえくぼ”でかわいく見えてしまっているだけなのです。
実際、正樹さんは出会って数か月後には野乃花さんの考え方を否定していたわけで、「理想の女性」「全部好き、嫌いなところがない」という発言と矛盾しています。
百歩譲って1年ぐらい交際したうえで、「理想の女性」発言や「全部好き、嫌いなところがない」発言をするならまだいいのですが、出会ってすぐにその言葉を言っているようだと、冷静さや客観性を欠いているのは明らか。
つまり、初期段階で「理想の女性」発言や「全部好き、嫌いなところがない」発言をしているとしたら、高確率で精神年齢が低い幼稚な人物ということ。
一見すると情熱的な言葉なので甘美に聞こえるかもしれませんが、実は恋愛・結婚の相手としてかなり要注意な危険サインだったのです。

