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自動車ディーラーの営業マンは車を扱う仕事なので、とても神経質です。お客様の財産である車を扱うこともあれば、時には会社の資産も取り扱います。今回は車以外で営業マンに大切な、とあるものの話です。4年間勤務していた日系ディーラー時代の筆者が、最もやらかしてしまった時の話をしたいと思います。
◆運転中の視界が真っ赤に染まった

「早く帰って明日に備えよう」……その気持ちはアクセルペダルを踏む右足に集中していました。そんな最中、目の前の視界が真っ赤に染まります。ここでピンとくる人もいるかと思いますが、赤く光ったのは自動速度取り締まり機、いわゆるオービスです。
私は初めての経験だったので事態を飲み込めませんでしたが、ひとまず自宅に戻りました。ネット検索をしたところ赤い光はオービスだったと確信していましたが、気のせいだと自分に言い聞かせ、日常を過ごしていました。
◆急いで帰って一発免停

「〇〇日の夜、試乗車で家に帰ったと思うけど何か違和感なかったか? 本社宛に警察から“出頭命令”が届いたらしいんだ」
その時、おそらくオービスを光らせた、と正直に伝え、業務を中断し、警察署に向かいました。警察官と対面するや否や、「結構飛ばしてましたねぇ」とオービスが撮影した写真を見せられ、どう反論しても無理と思えるほどはっきりと試乗車のハンドルを握る自分の姿が映っていました。
結果的に法定速度より時速35kmオーバーでの検挙となり、一発で6点加点の30日間の免許停止処分を受けました。

