「何を言われても凹まない」元No.1キャバ嬢が知識ゼロから日本酒造りに挑戦。蔵元を動かした“常識のなさ”という武器

「何を言われても凹まない」元No.1キャバ嬢が知識ゼロから日本酒造りに挑戦。蔵元を動かした“常識のなさ”という武器

◆猫をきっかけに認知を広げる戦略

日本酒
株式会社UNOで和田さんが手がける日本酒
——和田さんが手がける日本酒は、ラベルに猫のイラストが描かれていますね。

和田桃:保護猫3匹と暮らしていて、実は日本酒の名前は、うちの猫の名前からとっているんです。ラベルのデザインもうちの猫たちをイメージしていて。保護猫を飼っている関係で、売上の一部を保護猫支援団体に寄付しています。

猫をきっかけに、うちの日本酒を知ってくださる方もいらして。

——猫好きの方が、日本酒を買ってくれるんですね。

和田桃:日本酒の知識がある方からすると、私のやり方が邪道かもしれないという自覚はあります。同じフィールドで戦っても、多くの名だたる日本酒には勝てない。だから、猫がきっかけだったり、私自身に興味を持ってもらったりというところから認知を広げるのもありかなと考えています。

◆知識ゼロから3年。「まだまだ挑戦し続けたい」

和田桃
株式会社UNO代表取締役社長 和田さん
和田さんは輸出酒類卸売業免許を取得し、経産省傘下のJETRO(日本貿易振興機構)の支援を受けて、これまで10か国以上でサンプルショーに出展。2025年春にはシンガポールと台湾で卸取引を開始し、2026年にはアメリカ・カリフォルニア州での販売も始まる。

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——海外展開にも力を入れているそうですね。

和田桃:日本国内の酒屋さんに、うちの日本酒が並んでいてもなかなか手にとっていただけないと思うんです。でも、海外に輸出している日本酒はまだ少なくて。なので、海外でUNOの日本酒の知名度を上げて、日本に帰ってくるというのを目標にしています。

日本酒造り
日本酒造りをする和田さん
——今後の展望を教えてください。

和田桃:最終的には、自分の酒蔵を持ちたいと考えています。あとは、日本酒造りだけでなく、日本酒や日本ワインを輸出する事業もやりたいです。日本の酒蔵やワイナリーって、海外進出に消極的なところが多いので、そこを手伝えたら嬉しいなと。

——まだまだやりたいことが。

和田桃:はい。試行錯誤を続けながら、自分なりの道を探していきたいです。
 
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「何を言われても凹まない」。和田さんは、知識や常識がなかったとしても、人と誠実に向き合い、諦めずに挑戦し続ける。その姿勢が、蔵元たちを動かし、応援したくなる存在へと変えていった。

業界の常識に縛られない「素人」だからこそ、自由な発想が生まれ、海外市場という新たな道が開けた。知識ゼロでのスタートから3年。和田さんの挑戦は、まだ始まったばかりだ。

<取材・文・撮影(インタビュー風景)/オオサキサオリ>

【オオサキサオリ】
ライター、JSA認定ソムリエ。前職では都内の外資系ホテルでソムリエとして勤務。レストランにて著名人・芸能人・富裕層などを接客した経験を持つ。現在はホテル、飲食ジャンルを中心に執筆活動を展開中。X(旧Twitter):@writer_sosk
配信元: 日刊SPA!

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