
観葉植物として根強い人気のユッカ。寒さや乾燥に強く手間がかからないので、初心者でも育てやすいのが魅力です。近年は造園用のスタイリッシュな株姿が魅力の種類も登場し、さらに人気が高まっています。この記事では、観葉植物として育てられる「青年の木(ユッカ・エレファンティペス)」を中心に、特徴と地植えで失敗しないコツなどを栽培のプロが解説します。
ユッカの基本情報

植物名:ユッカ
学名:Yucca
和名:イトラン
科名:キジカクシ科
属名:ユッカ(イトラン)属
原産地:北アメリカ、中央アメリカ、バミューダ諸島
形態:常緑低木
ユッカの仲間は、約50種類が知られています。比較的寒さに強いものが多く、造園に使われる種類も多いです。また、北アメリカの乾燥地域が分布の中心とされますが、中には熱帯雨林が原産の種類もあります。
観葉植物として主に育てられるのは、「青年の木」の名でも知られるエレファンティペスです。剣のような形の葉が上によく伸びる様子は、青年のような若さや力強さをイメージさせます。スピンレスユッカ(トゲのないユッカ)の英名があり、葉の先端にトゲがありません。葉が広がらないので場所をとらず、トゲの心配もないので、室内などで育てるには最適です。
自生地などで大きく育った株は、観葉植物として見るイメージとは違い、迫力ある株姿になります。
以前から庭木としてアツバキミガヨランやキミガヨランがよく植えられてきました。葉は鋭く尖りますが放置気味でよく育ち、花茎を長く伸ばして人目を引く美しい白花を咲かせます
最近はロストラタが造園用などとして流通します。おしゃれなイメージの植物として高価な価格で取引され、人気があります。他にもヨシュアツリーの名で知られるブレビフォリアなど、さまざまな種類が育てられるようになってきています。
広い庭でダイナミックに開花するユッカ。KatMoys/Shutterstock.com
ユッカの特徴・性質

園芸分類:観葉植物・庭木・多肉植物
樹高:20~150cm
耐寒性:普通
耐暑性:強い
花色:白、黄色、緑
葉は放射状に付き、剣や針に例えられます。また多くの種類の葉は硬く厚みがあり、先端が尖ります。
根茎は多肉質で、ほとんどの種類が乾燥地に適応しています。乾燥気味に保てば寒さにも強く、成株は寒冷地でも地植えできる種類が多くあります。ただし観葉植物として育てられるエレファンティペスは寒さにあまり強くありません。
先端から花序を伸ばし、たくさんの花を咲かせます。花色は白が多いですが、種類によっては黄色や緑がかった色の花もあります。
小さなころの株姿は同じ科のアガベに似ていますが、成長につれて違いがよく分かるようになります。ユッカは幹が伸びて背が高くなる種類が多いです。またアガベは花が咲くと枯れてしまいますが、ユッカは開花後に枯れず、成株は毎年花が咲きます。
