
◆久しぶりの家族団らんに父親の気分は最高潮
会社員の田中健一さん(仮名・46歳)は、高校生の娘と中学生の息子、そして妻の4人暮らし。子どもたちは部活や塾で忙しく、家族全員が揃って夕食を囲む機会はめっきり減っていた。「たまには、外で食べようか」
久しぶりに全員の予定が合った週末、某回転寿司店へ。ようやくテーブル席に案内されたとき、健一さんの気分は最高潮に達していた。
「さあ、今日は遠慮しないで食べろよ!」
普段は無口な娘も笑顔を見せている。その表情に、健一さんは少しばかり興奮していたのかもしれない。
◆子供が好きなメニューを確保してあげた
レーンにも多くの寿司が回っていた。特に「限定大トロサーモン」や「厚焼き玉子」など、子どもたちの好きなネタが次々と流れてくる。「お、サーモン来たぞ! ほら、これ好きだろ?」
健一さんは、流れてくる皿を条件反射のように次々と手に取った。
「まだあるぞ」「こっちも美味しそうだ」と、流れてくるめぼしい皿を片っ端から確保。
「パパ、そんなに食べられないわよ」と妻が苦笑いしたが、「いいんだ、余ったら俺が食うから」と上機嫌だった健一さん。

