庭が甘い香りの花の絨毯に? こぼれ種でも増える「スイートアリッサム」を長く咲かせる育て方

庭が甘い香りの花の絨毯に? こぼれ種でも増える「スイートアリッサム」を長く咲かせる育て方

スイートアリッサム

春から秋にかけて、小さな可愛らしい花を長期間咲かせるスイートアリッサム。可憐な姿とはうらはらに、こぼれ種でも根づくほど、とても丈夫な植物です。タネや苗も手ごろな価格で入手しやすく、管理も簡単なので、ガーデニング初心者にもおすすめ。花色も豊富で、近年では猛暑に強い品種や、何年も育てられる品種も登場し、園芸上級者の心をくすぐる要素も増えています。花壇や寄せ植えにと使い勝手も抜群なスイートアリッサムを、上手に育てるコツをご紹介します。

スイートアリッサムの基本情報

アリッサム
Thirteen/Shutterstock.com

植物名:スイートアリッサム
学名:Lobularia maritima
英名:sweet alyssum
和名:ニワナズナ(庭薺)
その他の名前:ニオイナズナ(匂薺)
科名:アブラナ科
属名:ニワナズナ属(ロブラリア属)
原産地:西アジア~地中海北岸
形態:一年草、多年草

可憐な小さい花を株いっぱいに咲かせるスイートアリッサム。地中海沿岸を中心とするヨーロッパ南部原産のアブラナ科の常緑多年草です。高温多湿に弱いため、日本では一年草として扱われてきましたが、ヨーロッパでは古くからの園芸品種が野生化していることもあるほど、丈夫な植物。近年では日本の夏にも耐え、花つきもよい「スーパーアリッサム」と呼ばれる園芸品種も多く出回っています。白花のイメージが強いですが、ピンクや紫、オレンジ、クリーム系など、色のバリエーションも豊富。10〜15cm程度という草丈の低さを生かして、グラウンドカバーはもちろん、花壇の縁取りやロックガーデン、寄せ植えやハンギングバスケットなど、さまざまな楽しみ方ができます。また、花の甘い香りに誘われて蝶や蜂がやってくる植物です。

初夏の風に吹かれる満開のアリッサム。ElenaEmiliya/Shutterstock.com

アリッサムとスイートアリッサムは違う花!

アリッサム
mssy/Shutterstock.com

スイートアリッサムは、ときには“アリッサム”の名で売られていることもありますが、学名での“Alyssum”は異なる植物。スイートアリッサムの学名はLobulariamaritimaで、アブラナ科のニオイナズナ属に分類されます。一方、本来の“Alyssum”も同じアブラナ科で、鮮やかな黄色の花でロックガーデンを彩るA. montanumや、白やピンクの花を咲かせるA. spinosumなどがあります。また、菜の花を小さくしたような見た目のAurinia saxatilisが「宿根アリッサム」の名前で出回ることがありますが、スイートアリッサムに比べると、その流通量は少ないようです。               

Alyssum montanum
欧米ではポピュラーなロックガーデン植物のAlyssum montanum。C. Nass/Shutterstock.com
Alyssum spinosum
こちらもロックガーデン向き、Alyssum spinosum。hWeiss/Shutterstock.com
宿根アリッサム
「宿根アリッサム」の名で流通するAurinia saxatilis。Animaflora PicsStock/Shutterstock.com

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