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予想以上に大きかった新浪剛史氏への反発、経済同友会代表幹事を辞任 本人は未練たっぷりの弁明

新浪氏の本音は「代表幹事を続けたかった」 何社かからの経営者オファーを明かす

新浪氏は同友会の代表幹事を続けたかったようだ。この日の理事会で新浪氏は「継続させてほしい。十分にできる」「経営者としても何社かからオファーをいただいている」などと、サントリーは辞めても経済人はすぐに復帰できることを訴えた。22人の理事のうち、半数の理事はこの新浪氏の思いを理解したという。ローソン社長からサントリーHDに転身した日本では珍しいプロ経営者としての実力と、また、メディアに向かって自由闊達に意見を述べる能力など、その発信力の強さに期待した。また、逮捕も送検も、起訴もされていない段階で企業と経済団体のトップを辞任しなければいけないという責任の取り方が果たして正しいのか、との思いもあったようだ。

理事会で議論が割れたことは理解できるが、経済3団体のトップという地位を考えれば、警察の捜査やサントリーHDの会長を辞めた経緯から、代表幹事も辞することはやむを得ないし、本来ならば同友会としてその結論を出すべきだったと思う。同友会幹部は辞任の申し出に感謝しているのではないか。実際、記者からも「辞任勧告ではなかったのか」との質問も出て、岩井氏が否定する一幕があった。

また、難題?「政府の経済財政諮問会議の議員は辞任しない」

ただ、会見でまた、大きな問題が浮上した。新浪氏は記者から、政府の経済財政諮問会議の議員について問われ、「辞任するつもりはない」と発言した。「11年間やったが、これはあて職ではなく、それぞれの知見をいかしてほしいということがある。同友会やサントリー(のトップ)ということではない」とあくまで政府が新浪氏個人の経験や能力からメンバーにしているという思いを力説した。10月1日にある諮問会議は「今の状況では迷惑をかける」と欠席する意向を示したが、今度は政府にボールが投げられた形だ。

(経済ジャーナリスト 加藤裕則)

配信元: J-CASTニュース

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