「レモン」と聞くと、“酸っぱい”、人によっては“苦い”と感じる方もいるのではないでしょうか? ですが、そのイメージを覆すレモンの専門店が存在します。
その名は「銀座島ごころ」。レモンの名産地・広島県を拠点に歩んできたブランドが、ついに東京へ。実店舗としては初となる東京上陸の背景や、こだわりが詰まったレモンスイーツをufu.編集部が取材しました。
専門店が生み出すレモンスイーツを、レモンに込めた想いとともにご紹介します!
見回す限りレモン尽くし! 銀座でレモンに溺れる

まずは「銀座島ごころ」についてご紹介します。2008年に創業した「島ごころ」は、広島県尾道市瀬戸田町に本店を構える洋菓子店で、 特産の瀬戸田レモンを使ったスイーツを中心に、製造・販売しています。素材の魅力を最大限に生かした丁寧な製菓で知られ、代表的な商品は「香り」を活かしたレモンケーキです。その後、ブランドはさらに磨かれ、2014年には 「瀬戸田レモンケーキ 島ごころ」 がグッドデザイン賞を受賞するなど、レモンケーキを代表するブランドのひとつとなっています。
気になる「島ごころ」というブランド名の由来を伺うと、
「本当は“まごころ”と付けたかったものの、登録ができなかった。ただどうしても、人と人との繋がりを大切にする言葉でもある“まごころ”をブランド名にしたいと思った。加えて、同社社長が誇りに思っている“自身が島育ち”であるということ。商品にも使っているレモンの街・瀬戸田も日本が島国であることと同じ、瀬戸田も一つの島だということを思い出してほしい。そして何より、当初のネーミング候補であった“まごころ”も譲れなかったことから、【島】と【まごころ】を合わせて【島ごころ】だと閃き、今の店名に決まった」のだそう。
そんな、レモンの街で作り出す「島ごころ」の商品には、すべて瀬戸田レモンを使用しています。その魅力として、日本特有の栽培技術により、世界一とも思われる香りと豊かな味わいを感じることができること。また、防腐剤やワックスなどを使用していないため、皮ごと食べられるのも瀬戸田レモンならではなんだとか。広島とレモンへの想いがたくさん詰まっているのがとても伝わります。

島ごころへの社長の想いが詰まった「銀座島ごころ」の店内に入ると、目の前にはレモンを使ったスイーツが勢ぞろい。島ごころ名物「レモンケーキ」には、他では出会えないような様々なフレーバーがたくさん。

レモン一色なのは、商品だけではありません。店内にはイートインスペースも用意されていますが、その椅子までレモン! これは海外から輸入されたそうで、銀座店と瀬戸田本店の2ヶ所でのみ使っているのだとか。こんなにもリアルなレモンの椅子はぜひ店舗で見ていただきたいですね。もちろん、店内の壁もレモン色です。

天井を見るとここにもレモンが。まさに、銀座に広がるレモンの世界です。
実店舗としては初の東京出店となる「銀座島ごころ」ですが、銀座の地を選んだ理由については、「“東京出店は長年の夢”だった。世界の人から見ると【東京=銀座】というイメージも多く、発信の地でもあると感じていました。この場所に決まったのはご縁によるもの。人と人との繋がりがあったからこそ、今の銀座島ごころが誕生しました」と語ります。ブランド名の由来でもある“まごころ”、という言葉通りの物語が存在していました。
皮まで主役。レモンを一切無駄にしない、“香り”を楽しむレモンスイーツ
長年の夢をついに実現させた「銀座島ごころ」で出会えるレモンスイーツは、代表商品であるレモンケーキはもちろんのこと、専門店ならではのこだわりが詰まったものがたくさんです! 今回はufu.編集部が厳選した3つをご紹介します♡
①島ごころといえばこれ! 代表商品「レモンケーキ」

通常イメージする“レモンケーキ”は、ホワイトチョコレートがコーティングされたものが多い中、島ごころのレモンケーキは【レモンの香り】を楽しむことを目指したスイーツなんだとか。その理由についても伺いました。
「国産のレモンの良さは、“果皮まで食べられる”ということ。このポイントを最大限にお伝えしたいと思い、果皮の香りを活かしたレモンケーキに辿りつきました。人は思い出を振り返るとき、五感でまず“香り”、その次に“味”を感じます。食べる前にまず香りを感じ取っていただき、故郷や青春、過去にレモンケーキを食べたときの思い出を振り返っていただきたいと思った」と話します。
そして、このレモンケーキには果肉を使わず、皮だけで仕上げているそうで、しっかりとレモンを感じる味わいは、皮だけとは思えないほど、レモンが口に広がります。果肉だけだと、香りが立たないのだとか。

取材に伺った際、店内には7種類ものフレーバーのレモンケーキが並んでいましたが、その1つ「ビターレモンケーキ」は同社社長お気に入りのフレーバーとなんだとか。定番のレモンケーキとの食べ比べでお楽しみいただくのも良いですね! 季節限定のフレーバーも販売されていたので、他では出会えないような様々なレモンケーキに出会えます♡

そして、銀座島ごころのレモンケーキといえばもう1つ注目すべき商品が。それは、店内で焼き上げている「焼きたてレモンケーキ」です。先程ご紹介した「レモンケーキ」はしっとり食感が特徴に対し、「焼きたてレモンケーキ」は、出来立てならではの“表面がサクッとした食感”がたまりません…! これは店舗だからこそ味わえる逸品。時間が経ってしまった場合でも、オーブンで2分程温めると、焼きたてのような味わいで楽しめるそうです。
②レモンケーキだけじゃない! レモンをとことん堪能できる、専門店ならではのラインナップ

「銀座島ごころ」で楽しめるのは、焼菓子だけではありません。まるごとレモンを使った、肌寒い日に嬉しい「ホットレモネード」をはじめ、夏にはたまらない「レモンシャーベット」や「レモンスカッシュ」などもあります。

「シトロネット」は、ごろっと大きな自家製レモンピールをチョコレートでコーティング。瀬戸田レモンの特徴である、甘酸っぱい味わいと、スイス産のビターチョコレートがとても良く合います。

専門店として、“レモンを一切無駄にしない”という言葉の意味が詰まった商品がこちらの「レモンバター」。その秘密は【レモンの種をつぶすことで得られる、苦味も活かしたバター】だったのです。廃棄する部分を出さず、種まで活かすこだわりぶりに驚かされました。
③銀座店イチオシ! 本場イタリア仕込みの「レモンパネットーネ」

同社社長がイタリアへ行った際に、伝統発酵菓子である「パネットーネ」を学び、瀬戸田レモンを使った「島ごころ」ならではのパネットーネが誕生。袋を開けると感じる甘い香りと、見ただけで伝わる柔らかい生地が食欲をそそります。
一番のこだわりは、「瀬戸田レモン」と「オレンジ」で作る自家製ピールだそう。大粒のレーズンと合わせて生地に混ぜ込み、噛むごとにドライフルーツの香りが口いっぱいに広がります…♡ 完成までに2日間かけて仕上げる、銀座店イチオシ、イタリア仕込みのパネットーネは、通年販売しているようなので、時期を問わず買えるのは嬉しいですね!