「不動産仲介業界」の一部で横行するリスク隠蔽やデータ改ざん…客を平然と裏切る"悪徳業者の実態"【不動産のプロが警告】

「不動産仲介業界」の一部で横行するリスク隠蔽やデータ改ざん…客を平然と裏切る"悪徳業者の実態"【不動産のプロが警告】

不動産取引の際は特に注意

特に、不動産売却の場合には、皆様の個人情報の同意を得ずとも、ほぼ確実に水面下で買取業者へ情報を流し、(同業他社の成約を防ぐ意味で)自社が優位に立てるように裏工作をしています。

大きい土地や投資用不動産を所有する富裕層の方は特に注意した方が良い事例です。

皆様の多くは、大手流通系や銀行系不動産会社は個人情報にうるさいと認識されているかと思いますが、それは皆様の想像であり、互いに忖度する不動産業界では、個人情報(物件情報)の漏えいは不正という認識ではなく業務上ごく普通のことと考えていると感じます。もちろん体裁を整えるため社内書類の偽造は当たり前のように行われています。

住宅ローンの審査をする場合には、住宅ローン用に売買契約書を別途作成したりすることもあります。

営業中には物件固有の説明をしますが、お客様は専門用語や法律がわかりませんから、それをサラッと説明をされても、その不動産が抱えているリスクの本質を理解することは難しいと思います。

営業マンは説明をしたという体は作りますが、お客様に理解をしていただく説明をしていない(できていない)という根本的な問題があったりします。

ダメとわかっていても正常な判断ができなくなる「組織の心理学」

数年前、自動車メーカーの燃費不正や鉄鋼メーカーの品質偽装も同様のパターンでした。社員らは何十年も前から不正を知っていましたが、告発をすれば出荷ができなくなるから黙っているしかないという共謀関係になり、告発ができなくなってしまう。

もし告発したら、今さら自分だけいい子ぶるな! という話になります。個人では不正がダメだと理解していても、集団になるとどうしても上司や周りの判断に流されてしまう。特に中心的人物がそれを言うと、みんなそれに従ってしまうのです。

このような考えを「組織の心理学」というそうです。会社側はルールを作り、守れと言いながら、売上は達成せよと指示します。社内ルールや規則を純粋に守れば、思った通りの売上にすることは難しい……。そんな前提がある中で、現場の人がルールを守るかどうかは、その人の良心に任せるというズルい行為をしているのです。

さらには、役員(執行役員etc)という立場を使って、部下に不正を強要している現場もあります。私がなぜそれを知っているのかと言えば、私自身がその現場を見せられてきたからです。「大手という看板」の裏側では皆様の利益を毀損する行為が、日常的に行われています。お客様利益を毀損するずるい行為であり、本当に腹が立ちます。

松田 博行

代表取締役社長

株式会社わいわいアットホーム

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