英国の園芸愛好家を虜にした“生ける宝石”オーリキュラとは? 系統別の特徴から、失敗しない夏越しのコツまで徹底解説

英国の園芸愛好家を虜にした“生ける宝石”オーリキュラとは? 系統別の特徴から、失敗しない夏越しのコツまで徹底解説

オーリキュラ

丸みのある小さな花に現れる、複雑で繊細な花模様。16世紀頃のイギリスで改良が進み、「オーリキュラ・シアター」という専用の棚まで作られるほど愛された「オーリキュラ」は、1輪1輪が個性豊かな芸術作品のような美しさを持つ多年草です。しかし、高山植物の血を引くため「育てるのが難しい」というイメージを持たれがち。この記事では、オーリキュラの魅力や系統の解説、日本の厳しい夏を乗り切るための管理方法まで詳しくご紹介します。あなたも、その魅惑的な花を自宅で咲かせてみませんか?

オーリキュラの基本情報

オーリキュラ
Peter Turner Photography/Shutterstock.com

植物名:オーリキュラ
学名:Primula x pubescens
英名:Auricula、bear’s ears、mountain cowslip
和名:アツバサクラソウ(厚葉桜草)
その他の名前:オーリキュラ、プベスケンス
科名:サクラソウ科
属名:サクラソウ属(プリムラ属)
原産地:ヨーロッパアルプス
形態:多年草

オーリキュラはサクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属)の園芸植物群です。もととなった原種のプリムラ・オーリキュラの原産地はヨーロッパのアルプスの高山で、暑さに弱い一方で寒さには強い性質を持っています。そのため、山野草として栽培し、暖地では庭に植えるよりは鉢栽培にして、季節や気候に応じて適した場所に移動しながら管理するのがよいでしょう。常緑性の多年草で、冬は茎葉を保ちつつ生育が止まり、翌春には新たに芽吹いて開花することを繰り返すライフサイクルをたどります。

オーリキュラの花。BlackBoxGuild/Shutterstock.com

オーリキュラの花や葉の特徴

オーリキュラ
Peter Turner Photography/Shutterstock.com

園芸分類:草花
開花時期:3月下旬〜5月上旬
草丈:10〜20cm
耐寒性:強い
耐暑性:弱い
花色:黄、赤、オレンジ、茶色、褐色、グリーン、グレーなど

オーリキュラの開花期は3月下旬〜5月上旬で、花色は黄、赤、オレンジ、茶色、褐色、グリーン、グレーなどです。草丈は10〜20cmほど。株全体や花に白い粉を帯びる種類も多くあります。春になると肉厚な丸みのある楕円形の葉が開き始め、開花後に葉を大きく広げ、株が充実します。

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