英国の園芸愛好家を虜にした“生ける宝石”オーリキュラとは? 系統別の特徴から、失敗しない夏越しのコツまで徹底解説

英国の園芸愛好家を虜にした“生ける宝石”オーリキュラとは? 系統別の特徴から、失敗しない夏越しのコツまで徹底解説

オーリキュラ(プリムラ・オーリキュラ)の系統や用語

オーリキュラ
Anne Kramer/Shutterstock.com

この章では、オーリキュラの5系統についてご紹介します。

ショウ系

エッジショウオーリキュラ(グリーンエッジ)の‘ロベルト’
エッジショウオーリキュラ(グリーンエッジ)の‘ロベルト’。 Andrew Fletcher/Shutterstock.com

オーリキュラの代表的な系統で、花の中心に白い粉が吹き、円環があるのが特徴です。さらに花弁の色で「セルフ」「エッジ」「ファンシー」など大きく3タイプに分類されます。ほかの系統よりも栽培難易度は高めです。

「ショウセルフ」は花弁が単色で、中心円に白い粉がはっきり現れるのが特徴。ビビッドな花色が多く、イエローショウセルフ、レッドショウセルフ、ブルーショウセルフ、ダークショウセルフ、その他に分類されています。

「エッジ」は18世紀に登場した貴重種で、黒系の花弁に縁取りが入るのが特徴。縁取りのタイプには、白い粉がないグリーンエッジ、白い粉があるグレーエッジやホワイトエッジがあります。

「ファンシー」はショウとエッジの中間タイプで、花弁は黄色か赤で、グリーンの縁取りが入ります。

アルパイン系

アルパインオーリキュラ(ゴールドセンタード)の‘ドラゴンズホード’
アルパインオーリキュラ(ゴールドセンタード)の‘ドラゴンズホード’ 。Andrew Fletcher/Shutterstock.com

比較的強健で育てやすく、愛好家に人気の高い系統で、葉や花、中心円に白い粉が吹かないのが見分けるポイント。「ライトセンタード」と「ゴールドセンタード」の2タイプがあります。

「ライトセンタード」の花色は青紫やピンクで、花弁の下から先端にかけてグラデーションになり、中心円は白〜クリーム色です。「ゴールドセンタード」は花色が赤、黄色、オレンジ、茶などで、花弁の下から先端にかけてグラデーションが入り、中心円は黄色です。

ストライプ系

ストライプ系の‘マーリンストライプ’
ストライプ系の‘マーリンストライプ’。花弁がダブルになる珍しい品種。Anne Kramer/Shutterstock.com

花弁に絞りやストライプが入り、花弁の中心に白い粉がつきます。個体によって絞りやストライプの入り方が多様なのも魅力です。

ダブル系

ダブル系の‘アイスキャップ’
ダブル系の‘アイスキャップ’。Anne Kramer/Shutterstock.com

八重咲きの系統です。花色が多数揃い、多数重ねる花弁にウェーブが入る「スタンダードダブル」と、花弁の枚数がやや少なめの「クラシカルダブル」があります。

ボーダー系

オーリキュラ
Galina Bolshakova 69/Shutterstock.com

オーリキュラの条件を満たさない品種で、花の個性が多様。原種に近いタイプが多く、比較的育てやすいのが特徴です。

オーリキュラの栽培12カ月カレンダー

開花時期:3月下旬〜5月上旬
植え付け・植え替え:4月下旬〜5月中旬、10月
肥料:3月下旬〜6月、10~11月
種まき:5月下旬〜7月上旬、1月下旬〜3月下旬

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