
近年、更年期への理解が深まり、大人の女性を支えるアプリやサービスが増えています。
今回は、更年期の症状や実情に寄り添ってくれる4つをご紹介。
悩んだときはスマホを開いて、頼ってみるのもありです!
教えてくれたのは・・・
医学博士
小川真里子先生
福島県立医科大学ふくしま子ども・女性医療センター特任教授。更年期外来にて20年以上の臨床経験を持つ、更年期医療学の専門家。
まだまだ我慢している人へ情報と〝現在地〟を知る機会に
更年期の女性をサポートするデジタルツールが増えている背景について、「20代30代の頃にアプリで月経管理をしていた世代が更年期を迎えたことがあると思います。さらに、経済産業省の2024年の試算では、更年期症状や障害による離職での経済損失額は年間1.9兆円。この経済的ロスを踏まえ、国がフェムテックの推進を後押ししていることもあげられます」と小川先生。
「45〜55歳の日本人女性のうち、90%に何らかの更年期症状があると言われています。でも、病院を頼らず、一人で我慢している人がほとんどですし、更年期外来の数もまだ十分とは言えません。そこで、アプリやサービスが情報を提供することで、自分の症状・程度の〝現在地〟やセルフケアがわかる。医師としても、悩みを抱える女性の支えになってくれることを願っています」
Lumino(ルミノ)
月経記録をつけることでライフステージを把握
更年期についてきちんと学ぶ機会は案外少ないもの。
「月経のリズムが不規則になってきたけれど、これは更年期?」「そもそも更年期ってなに?」と不安を抱えながら、これまで感じたことのなかった症状に悩む人が大多数。
「Lumino(ルミノ)」は月経を記録することで、更年期に入っているのか、今はどのステージなのか、といったライフステージの目安がわかるサービス。
セルフチェックをもとに、気になる症状をやわらげるためのケアも学べます。
しかも、LINEの“友だち追加”をするだけで利用できるので、デジタルツールが苦手な人も取り入れやすいのも嬉しいポイントです。
AIによる月1レポートで気分や体調を振り返ったり、利用者同士のコミュニティでゆるくつながったり。コンテンツは盛りだくさん。
可視化することで、更年期への漠然とした不安が少し落ち着いたという利用者も。
LINEヘルスケアアプリ
「Lumino(ルミノ)」
[料金] 無料
https://lumino-app.com/

