中年男性が「休日に履いてはいけない靴」。その履き方がヒザと腰を壊す

中年男性が「休日に履いてはいけない靴」。その履き方がヒザと腰を壊す

こんにちは、シューフィッター佐藤靖青(旧・こまつ)です。靴の設計、リペア、フィッティングの経験と知識を生かし、革靴からスニーカーまで、知られざる靴のイロハをみなさまにお伝えしていこうと思います。

「働くときの靴はサイズもチェックして、紐も結んでいるのに、なぜか足が痛む」――というご相談をよく受けます。そんな方は、休日の靴選びを失敗しているケースがよくあります。知らないうちに、平日より休日に足や体に負担をかけてしまっているのです。仕事を頑張っている方ほど、このパターンが散見されます。

例えば、休日にクロックスや、スニーカーのカカトを踏みつぶしたり、休みの日くらい、靴は適当でいいじゃん、という気持ちはわかりますが、足と身体を痛めてしまっては意味がありません。

デスクワークが多い方は、案外、平日より休日のほうが歩いています。オフの日まで革靴を履く必要はありませんが、適当な靴でいいわけでもありません。

とくに、スリッポンや、靴紐結びっぱなし&かかと踏みつぶしのスニーカー、サンダルは注意が必要です。

◆「スリッポン=ラク」ではない

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リーガル「REDWOOD RIVER スリッポン」。1万7600円
スリッポンは、脱ぎ履きもしやすく、締め付け感もなく、軽くて柔らかいので、メーカーもオールシーズン使えるアイテムとして、「カジュアルな装いにもキレイめな装いにもマッチします」と謳っていますが、「ラク=足にいい」わけでは断じてありません。

車の運転だけとか、つっかけ代わりに「ちょっとそこまで」行くのなら問題はありませんが、30分以上歩くならやめましょう。足をまったく固定しないので、スリッパで歩き続けるのと大差なく、衝撃で足の裏を痛めやすく、気がつかないうちに脱げまいと足の裏が不自然に頑張るので、余計な力ばかり使います。家に帰ってきて足がだるい、月曜になっても疲れが取れない中年の多くは、たいて休日にガバガバのスリッポンを履いています。

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リーガル「ローファー GORE-TEX」。2万7500円
幸いなことに今は「スニーカーローファー」というものが各社から出ています。同じスリッポンやローファーでも「歩き」に特化しているものが多く、長時間の歩行でも足に負担をかけません。どうしてもスリッポンを履きたいなら、この手のものを選びましょう。


◆スニーカーを適当に履くくらいならハンズフリー靴を選べ

世の中のお父さんの休日靴は、紐を結びっぱなしにしたスニーカーが一番多いと思います。かかとを踏みつぶして強引に足を突っ込むと、足元も不安定で見た目の印象も悪く、いいことは何もありません。紐は本来、「靴と足をアジャストするため」のものなので、結びっぱなしでは靴の機能の数%も発揮できません。まあ、令和の時代にいまだに「紐」をくっつけるメーカーの古さも嘆かわしいのですが……。こんな時代だからこそ、ハンズフリーがお勧め。

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ルコックスポルティフ「ラローラン」。8910円
ノールックで脱ぎ履きができるハンズフリー靴だとは誰も思わないでしょう。ルコックはテニスシューズスタイルでも、曲がるところで曲がるので、脱げづらく、足への負担も最小限ですみます。カカト芯も踏みつぶそうと思っても無理。ルコックのハンズフリーはABCマートや靴流通センター、ASBeeでも販売されているので、騙されたと思って履いてみてください。ベロも巻き込まれず、なんで今まで知らなかったんだと驚くはず。紐はゴム紐で、結ぶ必要はありません。もし脱げるようであれば、ベロの裏にタンパッドを貼ってください。

ハンズフリー靴は今やどこの靴屋にも置いてあります。ただ、その存在が知られていないだけ。メーカーごとに幅、サイズ感、価格もさまざまなので、今の時代は試さないと損です。

配信元: 日刊SPA!

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