
「地下室を造りたい」というこだわりから始まったAさんの土地探し。当初は不安も大きく、信頼できる知人の助けを借りながらのスタートでした。ハザードマップや土地の高低差、そして何より重要な「予算」という数々のハードルを、1年かけて着実にクリア。本記事では、松田博行氏の著書『不動産・相続・終活のホントのところ府中の不動産会社の社長が教える後悔しないアドバイス』(叢文社)から一部を抜粋・編集し、納得できる土地選びのポイントを解説します。
土地契約の締結まで1年かかった事例
初めてのご相談から1年かかって、府中市清水が丘の土地契約の締結です。A様から初めてご相談をいただいてから1年。最初は不安もあったようで、ご友人と一緒に物件を見に来られました。
最初に見ていただいた土地は、府中市天神町です。A様の最初の印象は「品がありとても繊細な感性をお持ちの方」でした。
ところで不動産屋さんは、対応が良いように見えても、内心とてもひどい営業マンが多くいまして、私自身、最近またまたひどい営業マンの存在を感じるようになりました。これは、会社の大小に限らず、かなりひどい状況になってきています。
営業マンと諸条件の確認をすると、まぁひどい対応があります。なので、そういったことをA様自身も感じたのか、当社にお越しいただいた後は、ずっと当社にご相談を頂けて、本当にうれしいなと思って、楽しみながら一緒に物件探しをしておりました。
土地購入には注意点があります
多くの方は住宅ローンを利用して土地を購入すると思いますので、以下のことを念頭にしっかりと段階を踏んで進めていくと良いです。
1.住宅ローンの借入額を事前に確認
2.住宅ローンの返済開始時期のずれが生じることの確認をしておく
3.建築予定の建物のイメージをある程度詳細に決めておく
4.良さそうな土地が見つかったらすぐに建物見積と参考プラン作成
こういったことを早くから理解・行動をしておかないと、土地購入の決断ができません。そして、なんだかんだとやっている内に、横からトンビに、土地をかっさらわれてしまうことがあります。注意しましょう!
その立地・形状は希望に合っていますか?
土地の形状は大切です。というのは、希望の建物が計画できるかどうかを決める大切な要素になるからです。
旗竿地が嫌だという方は結構多いのですが、旗竿地にもメリットがあります。メリットとは交通量が多い道路に隣接していると、通行人が室内を覗きやすくなりますが、土地が奥まっているとそういった心配が少なくなります。
土地がそれなりの大きさがあったり、解放感があるような立地にあれば、それは旗竿地だからこそのメリットを最大限に享受できることもあります。
立地も大切です。立地というのは一般的には駅距離、商業施設距離などが一番に挙げられます。
その他では交通手段までの距離等です。私個人としては、ローカルな駅でも良いので、駅からほどほどに近く静かで商業施設は横が良いです。
まぁ、そんな物件なかなかないのですが、とりあえず言うだけならただです。理想は高くわがまま放題でいいのです。物件を見ながら現実を知ることも大切なプロセスの一つなのです。
不動産購入は「予算」が最も重要
”予算”これは一番大切です。住宅ローンを利用されている方の場合、ローンの返済をしていかなくてはなりません。無理をし過ぎれば返済が厳しくなるので、せっかくのマイホームを手に入れたとしても、ただただ苦しいだけの人生になってしまうかもしれません。
最近ではコロナ禍後の影響があり、住宅ローンの返済で苦しんでいる方がいる……なんていうことを聞くことがあります。実際に当社にそういった方が来られたのは数回程度ですが、困っている方を見ると、本当に私自身が辛い気持ちになることがあります。なので、困ったことにならないように予算だけは無理をしてはいけないのです。
ご年齢的にまだまだ若く、これから年収の伸びしろに余裕があるならまだよいのですが、ある程度の年齢になったら総合的に検討をしなくてはなりません。とにかく無理は絶対にダメなのです。
建物プランがとても大切です
A様は、地下室が欲しい!と言うリクエストだったので、それに合う物件を探していたので、なかなか大変な物件探しでした。
1.ハザードマップの網掛け地域は選べないこと
2.プライバシー面に配慮できること
3.解放感が高いこと
等です。
今回選んでもらった土地は、土地の高低差をうまく利用して、陽当り、眺望、通風、プライバシー、浸水深、排水ポンプ不要などすべてをクリアできました。まさにうってつけの出会いでした。
建物は地元の工務店にお願いをして素晴らしいプランを作って頂きました。工務店によっていろいろとイメージが異なりますが、様々な工務店の話を聞いて納得できるところで進めていけると良いと思います。
松田 博行
代表取締役社長
株式会社わいわいアットホーム
