◆ヒーロー活動が理解されずに29歳で婚約破棄を2回経験
ダンボール箱が積み重なった部屋は、ひとり暮らしという雰囲気。どうしても気になるのは、ヒロイン(彼女)の存在だ。尋ねると「今年30歳になるんですけど、実は2回も婚約破棄してるんです」と衝撃のカミングアウト。「これまでの彼女は、ヒーロー界隈やボランティア活動を通じて知り合った人が多いんです。一度目は25歳のとき。付き合って3年目で私がうつ病になってしまい、働くことも難しい状況で、相手の親からも反対されてしまったんです。二度目は28歳のときで、私が彼女よりもヒーロー活動のことを優先してしまい、愛想を尽かされてしまいました。もちろん結婚願望はあるので、活動を理解してくれる女性が嬉しいですね」
今後のリアルライフヒーロー活動については、「どうにか続けていくための環境を整えていきたい」と話す。
「スミレンジャーZがXで話題になって取材されるようになって、ずっと見返したいと思っていた兄が『あいつはすごいな』と言ってくれていたと母から聞きました。ただ、両親からは『自分の好きなことをやるのも大事だけど、日々の生活も大事だ』と心配されています(苦笑)。今のところ足りてないのは、収入ですね。調子いいときはヒーロー活動だけで食べていけるんですけど、稼ぎが少ない月はタイミーを入れて頑張っています。昨年は年収200万円ぐらいだったので」
そんな大変な状況でも、「ゴミ拾いは自分の使命だ」と話すスミレンジャーZさん。清掃中に渋谷のスクランブル交差点で信号待ちをしていると、小学生の集団から「かっこいいじゃん、ありがとう。自信を持って!」と声援を受け、それに手を上げて応えていた。お金には変えられない小さな感謝がヒーローにとっての生きがいなのだ。

―[ゴミを拾う覆面ヒーローに密着]―

