「今なら完全アウト」平成の美容師業界で、カット技術よりも新人に必要だったこと

「今なら完全アウト」平成の美容師業界で、カット技術よりも新人に必要だったこと

◆③夜はカットモデル探しという名の修行

営業が終わるのはだいたい22時。そこから練習をして、さらに街へ出てカットモデル探しの旅がはじまります。

休みの日もコンテストの練習やモデル探しで終わっていました。

原宿のラフォーレ前には、同じ目的の美容師が30人ほど集結し、かわいい子を見つけては声かける光景が、毎日のように繰り広げられていました。

ときには不審者に間違われたことも……(笑)

令和の現在は、SNSで完結します。モデル募集のSNSに登録しておけば、応募が自動的に入ってくる。非常に合理的で効率的です。

時代の進化を、ここでもはっきり感じます。

◆厳しさだけが、人を育てるわけじゃない

平成と令和の美容師業界の違いについてご紹介しました。

厳しさが、技術への執着や仕事への誇りを育ててくれたことも、確かにありました。だから令和の教育を見て、「甘いな」と思う自分もいれば、「あれはキツすぎたな」と思う自分もいます。

この矛盾した気持ちは、平成を生き抜いた美容師なら誰もが感じているのではないでしょうか。今、令和の若い美容師たちが、のびのびと技術を学び、成長していく姿を見ると、業界は確実に前に進んでいると感じます。

厳しさだけが人を育てるわけではないと、今は素直に思えるようになりました。

<文/KUMA>

【KUMA】
髪質改善専門家・美容師。東京都江東区にてリピート率95%以上の髪質改善専門店「area」を3店舗経営。極度のダメージヘアやクセの強い髪もサラサラ・ツヤツヤにさせる独自の施術に定評があり、全国各地から髪に悩みを抱える人々が大勢訪れる。YouTubeチャンネル「美容師くまのこだわりTV」で自宅で簡単にできる髪質ケアを中心に発信。
配信元: 日刊SPA!

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