夜のハイライトは、毎夜の加賀獅子舞
夜は「ご当地楽」として、勇壮な加賀獅子舞を毎日上演。地元の工芸作家や民俗芸能チームの協力を得て、界 加賀ならではの舞台として再構成し、スタッフが披露します。
振付・衣装・音楽をすべてオリジナルで制作し、伝統の迫力はそのままに、新しくて独創的な加賀獅子舞に。

なかでも目を奪われるのが、「八方睨(はっぽうにらみ)」と呼ばれる独特の獅子頭。一度見たら忘れられないインパクトで、旅の記憶にしっかり刻まれます。
器を選べて楽しい!余韻を仕上げる大人の一杯

伝統建築棟にある「べんがらラウンジ」は九谷焼や山中塗などの伝統工芸品とともに、お酒とおつまみを楽しめる“大人の余韻スポット”です。窓の外には、湯の街の夜景と柳の木。静かに満たされる時間が流れます。
ラウンジの入口では、九谷焼や山中塗などの器の中から、好みの酒器や器を選べるのも魅力。器が変わると、同じ地酒でも味の輪郭が変わった気がしてくるから不思議です。

さらに冬の時期には、蟹と九谷焼のマリアージュを楽しむ特別メニューも登場。夕食の蟹の余韻を、ラウンジで上手に重ねられます。
蟹も、手仕事も、夜の時間も。宿の中で「加賀」が完成する
「界 加賀」の魅力は、温泉と文化財の建物だけではありません。金継ぎで“未来へ繋ぐ美しさ”に触れ、冬は名物の蟹でしっかり高揚し、夜は獅子舞で旅の芯ができる。最後はべんがらラウンジで、余韻を丁寧に閉じていく。
「宿の中で、加賀をまるごと味わう」その満足感が、次の予定へ向かう日常に、ちゃんと効いてくれますよ。
今回宿泊した温泉宿はこちら「界 加賀」

山代温泉の中心エリアに佇む「界 加賀」は、登録有形文化財の建物と加賀の伝統工芸に包まれる、静かな高揚感のある湯宿。九谷焼アートが彩る大浴場で温泉に浸かり、器と料理のマリアージュを楽しむ食事で心までほどけます。さらに、金継ぎ工房や加賀獅子舞など、宿の中で「加賀」をまるごと味わえるのも魅力。
「70歳以上限定『温泉めぐり 界の定期券』」の対象施設の一つとして、シニア女性にも人気の温泉宿です。
■界 加賀
石川県加賀市山代温泉18-47
取材・文=鳥居史(HALMEK up編集部)

