◆所属事務所は警視庁に相談していたが…

検察側の証拠などによると、小嶋さんの所属事務所が過激なファンについて警視庁に相談していたといい、事件前から被告人は要注意人物として周知されていたという。過去には、小嶋さんの勤務先の関係者から「近づかないように」と注意を受けていたといい、警察沙汰になったこともあったと検察側は指摘する。
だが、再三にわたって注意されても、被告人は想いを募らせ続けた。それどころか被告人は、小嶋さんの関係者が「近づかないように」と注意していたのは、本人の意思ではないかもしれないと思い込んでいたようだ。
「直接、彼女に会えば、もしかしたら彼女の親切さでチャンスがあるのではと思いました」(被告人質問から。以下同)
◆歪んだ想いが溢れた末路
募り続けた想いが溢れてしまった被告人は、ついに行動に移してしまう。犯行当日に被告人は、暴行現場付近の商業施設で小嶋さんのイベントが開催されることを知った。小嶋さんと直接話せるチャンスだと考えた被告人は、周辺の物陰に隠れて、出待ちするように商業施設の裏口を注視し続けていたという。
午後9時ころ、待ち焦がれた小嶋さんが商業施設の裏口から出てきた。小嶋さんを発見するとすぐさま小走りで近づき、彼女の腕を掴んだという。
「私は、ずっと彼女のことを待っていました。イベント後の彼女を待っていて、(小嶋さんを)見つけたときはすごく興奮しました」

