その答えの一つが「チャート分析」だ。株価の動きや投資家心理が映し出されたチャートを読み解けば、売買の判断基準が明確になる。
今回は『「1問1答」で身につく!株チャートドリル』などの著書を持ち、マネックス証券、マネックス・ユニバーシティ室長で投資教育を行う福島理さんに、投資初心者がまず身につけるべきチャートの基礎を教えてもらった。

◆トレンドの上昇・下降はどうやって見分ける?
まず、典型的なチャートのパターンをご紹介します。このチャートがこの後上昇するか 下落するか(「売り」か「買い」か)、考えてみてください。この問題の答えは、「売り」です。
天井が2つあるこのチャートの形は「ダブルトップ」といって、相場の天井を示す典型的なチャートパターンで、下降トレンドへの転換を示唆します。

前回の高値付近まで上昇するものの、そこを突破できず、「2番天井」をつけていますよね。このチャートの形が出現すると、天井を打って下降トレンドに入る可能性が高いと考えられます。
ただし、ネックライン(1番天井を形成した後の安値)を下回って初めて下降トレンドへ転換したと判断することができ、ダブルトップが完成されます。
◆「どこまで下落していくか」の判断基準
ネックラインを超えたところで「売りサイン」となるのですが、その先どこまで下落していくのでしょうか?その目安の一つとして、2番天井からネックラインまでの長さと同じ長さの位置を目標値と置くことができます。

