◆お笑い養成所からブレイクするのに必要なことは?

おつる:1年上の先輩がスタッフとして来られていて、その中にEXITの兼近大樹さんがいました。
――同期で有名になった方はいますか?
おつる:3時のヒロインのかなでさん、ぼる塾のきりやはるかさん、あんりさん、入学式で初めてしゃべった男性で、最近インスタグラムがバズってるあとむさんがいました。
――大阪NSCは「クラスで一番面白い人が集まっている」と言われますが、東京NSCもそんな雰囲気でしたか?
おつる:面白い人ばかりでしたよ。私は自信があまりなかったんですけど、講師に褒められると調子に乗りますよね(笑)。
――同期で活躍している芸人さんは、当時から目立つ存在でしたか?
おつる:かなでさん、はるかさん、あんりさんはめちゃめちゃ面白くて、売れそうな感じでした。かなでさんはダンスも上手で多彩でしたし、はるかさん、あんりさんはしゃべりが本当に上手でした。
――NSC内での恋愛はありましたか?
おつる:ちゃんとした彼氏はNSCでできました。でも、在学中の同期内恋愛がルールで禁止だったので、内緒で付き合っていたんです。でも、当時組んでいた相方にそのことを話したら、広まってしまって……。彼氏と付き合ったまま、私はNSCを辞めました。同期同士で付き合うと、いろいろ支障が出てめんどうになるし、お笑いを勉強しに来ている場所だから、NSCにいるのが気まずくなったんです。
――でも、年頃ですからね。
おつる:やっぱり、ちょこちょこカップルはいました(笑)。
――NSCの男女比は?
おつる:6クラスあって、そのうち1クラスだけ女性クラスでした。600人中、女性は100人くらいですね。
――当時の相方は?
おつる:最初は男性で、その後は女性でした。私は最初、ボケ担当を希望していたんですけど、ツッコミに転向しました。
――おつるさんは、ほんわかした雰囲気なので、漫才をしている姿が想像できないんです。
おつる:今はもうネタも覚えていないんですけど、ゆっくり話す感じの漫才でした。
――当時は漫才コンテストにも出ましたか?
おつる:コンテストではなく、ライブに出ていました。大阪の劇場にも行きましたし、渋谷の∞ホールにも立ちました。お客さんも笑ってくれて、人前に立つことは好きなので緊張もしませんでしたし、すごくハッピーで、自信にもつながりました。
――退学後は、どうしていたんですか?
おつる:フリーで芸人をやろうかなと思っていました。退学後、彼氏とコンビも組んだんですけど、結局ネタは披露しないまま解散したんです。その後はフリーターをしていました。
――そこで、紗倉まなさんのイベントに通っていたんですね。
おつる:イベントに行って、今の所属事務所から声をかけられていなかったら、当時の彼氏と結婚して、ママになっていたと思います。だから、今の活動は楽しいし、よかったですね。普段は絶対にできないようなこともやらせてもらえますし、こうしてインタビューも受けられて、本当に楽しいですよ。
――今でも漫才は観るんですか?
おつる:友達のライブは観に行っています。
――現在の賞レース重視の傾向について、どう思いますか?
おつる:面白いとは思いますけど、点数を付けないお笑い番組のほうが好きかもしれないです。
――NSCを経験して、そこからブレイクする人は何が違うと思いますか?
おつる:ブレイクしている芸人さんたちは、当時から、ずば抜けて面白かったです。大学生の頃からサークルなどで漫才をやっていて、NSCに入ってくる人もいましたよ。そういう人たちは、お笑いの基礎があるので、ワードセンスがあって、本当に面白かったですね。
――お笑い以外の知識を積んでいる人は、お笑いにも強いですか?
おつる:いろんな経験を積んでいる人は、話の引き出しも多くて、面白い人がたくさんいたような気がします。
――今でも、お笑いに未練はありますか?
おつる:お笑いを辞めずに続けていたら、どうなっていたんだろうと思うことはあります。機会があれば、イベントで漫才をやりたいですね。アダルト系ではありますけど、バラエティ番組に出ることもあるので、そういう楽しさは今でも感じています。
――かなり面白い経歴でした。今後の展望はありますか?
おつる:日本だけでなく、海外での活動も両立しながら、幅広く活動を広げていけたらいいですね。あとは芸人さんと関わるお仕事もしたいですし、紗倉まなさんとお仕事でお会いしたいです!

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<取材・文・撮影/神楽坂文人(X:@kagurazakabunji)>
【神楽坂文人】
世界一セクシー女優を取材しているカメラマン、ライター、インタビュアー。元成人誌編集者のため、最後の砦として活躍中。年間イベント取材数300本超え! 年間インタビュー数200本超え! バイクで都内を駆け巡り1日で複数の仕事を受けている。X(旧Twitter):@kagurazakabunji

