花粉症シーズンが長期化!?  “花粉症ゾンビ”にならないために、すぐ始めるべき習慣とは【医師監修】

花粉症シーズンが長期化!? “花粉症ゾンビ”にならないために、すぐ始めるべき習慣とは【医師監修】

少しずつ春めいてきた今日この頃だが、花粉症の人にとっては憂うつな季節の到来でもある。しかも、2026年は花粉症持ちにとってツラい年になりそうなのだ。

花粉症
画像はイメージです

「1月中旬から、早くも花粉症の患者さんが来院しています。今年の花粉症シーズンは長期化すると予想しています」。
そう話すのは、池袋ながとも耳鼻咽喉科院長の長友孝文先生だ。

さらに、「シーズン長期化によって、花粉症をきっかけに風邪や体調不良を起こしやすく、“花粉症ゾンビ”が懸念されます」と長友先生は言う。鼻水をダラダラ垂らしながらゾンビのように徘徊するのか⁉と思いきや、そうではなく、「倒しても倒しても襲ってくるゾンビのように、体調不良が次々に襲ってくる」ことが、“花粉症ゾンビ”の意味だという。

長友孝文先生
長友孝文先生
そんな「体調不良の連鎖」は、なぜ起きるのか? どうすれば防げるのか? 長友先生に、前後編でじっくり解説してもらった。

◆花粉症シーズン長期化、原因のひとつは「二季化」

日本気象協会やウェザーニュースなどの予測によると、2026年春の花粉飛散量は、「西日本では例年並みの所が多い」「一方、東日本と北日本では例年より多く、非常に多い所もある見込み」。関東ではすでに花粉の飛散が観測されている。

この「花粉量」は、実は前年の夏の気象に左右される。夏の日照時間が長く、気温が高い場合、雄花の量が多くなることで、春先の花粉飛散量が増える傾向にあるのだ。

花粉症
近年、「二季化」と呼ばれる気候変動(春・秋が短く、長く暑い夏から急に冬になる)が問題になっているが、これは花粉が増えやすい気象と言えるわけだ。
2025年の夏も、ウンザリするほど酷暑だった。そのせいで今年の花粉量が増えて、花粉症シーズンが長くなるなら、ますますウンザリである。

◆花粉症が、体調不良の引き金になるわけ

ではなぜ、花粉症がきっかけで体調不良に襲われる“花粉症ゾンビ”現象が起きてしまうのだろうか?

長友先生によると、花粉症とはアレルギー性鼻炎のひとつで、「免疫システムの暴走」が原因だという。

「異物である花粉が侵入したことで、鼻やのどの粘膜の免疫が過剰に働き、炎症を引き起こす。これが花粉症です。
炎症の結果、粘膜が腫れて、ウイルスなどが侵入した際に免疫細胞や抗体が届きにくくなり、対応が遅れます。そのため、体調不良や他の感染症を引き起こしやすい。
例えば、花粉症シーズンは風邪をひきやすくなり、『風邪か花粉症かわからない』と訴える患者さんも少なくないです」(長友先生、以下同)

本来は、異物をやっつける“良いシステム”の「免疫」が、花粉症では働きすぎてしまい、くしゃみ、鼻水、涙などの嫌な症状が出るのだから皮肉なものだ。そして、免疫システムがバグることで、風邪、インフルエンザ、新型コロナなど、感染症のリスクも高くなってしまうわけだ。

配信元: 日刊SPA!

提供元

プロフィール画像

日刊SPA!

日刊SPA!は、扶桑社から発行する週刊誌「週刊SPA!」が運営するニュースサイトです。雑誌との連動はもちろん、Webオリジナルの記事を毎日配信中です。ビジネスマンが気になる情報を網羅!エンタメ・ライフ・仕事・恋愛・お金・カーライフ…。ビジネスタイム、プライベートタイムで話したくなる話題が充実!

あなたにおすすめ