
心身ともに心地よく。サントーシマ香さんはヨガやアーユルヴェーダの考えに寄り添い、暮らしのなかで無理なく実践中です。
お話を伺ったのは・・・
ヨガ講師、アーユルヴェーダ・セラピスト
サントーシマ香さん
大学在学中にヨガと出合い、2002 年渡米。北米やインドでヨガを学び続ける。オンラインヨガも好評。『おうちでできるセルフケア 更年期のヨガ』(大和書房)など著書多数。
「ゆるめて、温め、潤す」習慣で
心身のエネルギーバランスを整えて
1日の緊張をヨガでほぐしてストレスレスな日常を
サントーシマ香さんにとって、健やかでいるために欠かせないのが20年以上続けているヨガ。
「日常に取り入れることで、心身がリフレッシュできたり、体の向上にもつながります」とはいえ、年齢とともに変化や不調を感じることも。
「ホットフラッシュのような症状や人とのコミュニケーションが難しく感じることもあり、更年期外来で診てもらったら、ホルモンバランスが乱れ始めていました。イライラなど心の揺れでも免疫が下がりやすくなると思うので、なるべく日々の暮らしのなかで、ストレス反応をこまめに解消することを意識しています」
アーユルヴェーダでは、体に取り入れたものが代謝プロセスを経て最終産物になり、体の潤いや若さにつながるそう。
「そのためには消化力を上げておくことも大事。胃腸を丈夫にするスパイスティーを飲んで体を温めることを習慣にしています。体がこわばりやすいので、寝る前のヨガで心身の緊張をほぐし、1日の終わりにその日のストレスを流すこと。深く眠れ、免疫も高まる気がしています」
座位のねじりのポーズで体をゆっくり伸ばす
コリや緊張をほぐす座位のポーズは、就寝前やストレスを感じたときに。
ねじりを加えると、背中や腰、お尻も伸びて血流もアップ。鼻から息を吸って背すじを伸ばし、ゆっくり吐きながらねじると、よりリラックスできます。
寝る前ヨガでこわばった体をほぐして就寝へ
イキイキと過ごすには疲れやストレスを溜めないよう、ほっと自分をいたわる時間をつくることも忘れずに。
寝る前にリビングやベッドのそばでできるヨガを無理なく行って、1日の疲れや気持ちを落ち着かせています。
腕から腰を気持ちよく伸ばすダウンドッグ
腕を伸ばして足を後ろに歩かせ、腰にかけて心地よい伸びを感じるところで呼吸を。
膝は曲げてもOK。背中のコリがすっきりします。
全身の疲れをとる足をかけるポーズ
ソファやベッドにふくらはぎを乗せ、脚を心臓よりも高い位置に。
ラクなところに手を置き、好きなだけ休ませて緊張をほぐします。
足裏を合わせて骨盤底筋の柔軟性もアップ
ベッドに脚をのせたまま足裏を合わせてキープ。
副交感神経が優位になり、体が睡眠モードに。内ももや骨盤底筋の柔軟性も高めます。
体を温め、胃腸を丈夫にする
スパイスティーでリラックス
CCFというカフェインレスのハーブティーは1 年を通して愛飲。
クミン、コリアンダー、フェンネルを1 :1 :1で煮出し、バラやシナモンを入れることも。
スリランカのスパイスティー「サマハン」は冷えの改善に。
オイルマッサージで体をいたわる
年齢とともに乾燥しやすくなり、肌のゴワつきを感じることも。
抗酸化作用の高いごま油を使って、足裏までマッサージして、体と心も一緒にゆるめます。
「太白胡麻油」を湯せんしてすべりをよくしてからマッサージ。
指先にオイルをつけて耳をつまむと、耳に集中する神経系が整います。
鼻うがいでウイルス対策を
免疫力アップには、外からのウイルス侵入を防ぐことも大切。
家族で手洗いを徹底し、朝や帰宅後の鼻うがいを習慣にしています。免疫機能を高めて風邪の予防にも。
頭を横に傾け、容器の先を片方の鼻の穴に入れ、そこからぬるま湯を流し込みます。鼻の中へ侵入した花粉やホコリなどの異物をきれいに洗浄。
鼻の通りがよくなって、呼吸もしやすくなります。
鼻うがいするときは、ネティポットと言われる専用のポットを使うとスムーズ。
人肌程度のお湯に少量の塩を入れると、ツーンとした痛みを感じにくくなります。
photograph: Aya Sunahara text: Chie Sakuma
大人のおしゃれ手帖2026年2月号より抜粋
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