「50代からの女性のための人生相談」は、読者のお悩みに専門家が回答するQ&A連載。今回は「長年尽くしてきた夫の裏切り」に悩む58歳女性の相談に、夫婦問題カウンセラーの岡野あつこさんが回答します。
58歳「夫の裏切り…この先の生き方がわからない」というお悩み
主人は現在60歳。25歳になる長男がいます。長かった子育ても、ようやく一段落。主人とのんびり過ごすシニアライフを楽しみに、義父90歳のお世話と、家事をがんばってきました。
ところが一年ほど前に、主人の浮気が発覚。私は息子と家を出ました。
何度か話し合おうとしましたが、主人が「浮気相手とは別れた」とウソをつくので、今も別居状態が続いています。急に置かれた現実に、何とも言えない虚しさで、いっぱいの毎日です。
今後、夫婦関係をどうしたらいいのか。自分はどう生きればいいのか。何をどう考えていったらいいのかわからず、悩んでいます。
(58歳・しろちゃん)
岡野さんの回答:熟年期の裏切りほど許しがたいものはない
夫婦問題カウンセラーの岡野あつこです。
68歳、息子が25歳ということは、結婚生活も30年近いのでしょう。
息子を育て上げ、義父の介護や日々の家事も行い、母、嫁、妻の役目を一生懸命果たし、夫と二人の幸せなシニアライフを計画中の出来事だったのですね。
浮気は、妻にとっての裏切り行為です。ただでさえ、いいわけも弁解も聞きたくないのに、その内容が明らかに嘘という確証があれば、夫への信頼は崩れ去ります。裏切りに対しても、よりいっそう、許せない心が生まれてしまいます。
浮気する夫は、妻のつらく苦しい気持ちを理解しません。誠実に謝るどころか、「出来心」「本気でなく単なる浮気」「別れるからいいじゃないか」と、うやむやにしようとします。中には「おまえが俺を大事にしてくれなかったから!」と責任転嫁する夫さえいます。
熟年になってからの浮気発覚は、これまでの長い夫婦生活で積み上げてきたことの、自負や功績が大きいだけに許しがたいのです。若いうちなら離婚してがんばって働けるし、次の出会いだってたくさんあります。

