ダイエット中、お酒が飲みたくなったら
本気で減量すると決めたなら、3カ月間は断酒がベストです。お酒を飲むと食事が進みやすいうえ、アルコール代謝のために肝臓の負担が大きくなります。断酒すれば肝機能の指標であるγ-GTPが改善しやすいので、モチベーションも高まるでしょう。
ダイエット期間の終了後にお酒を飲むなら、適量※を守ったうえで頻度を半分にできれば、肝臓にかかる負担が少ない飲み方になります。
※ 厚生労働省「健康日本21」によれば、1日あたり純アルコール換算20g程度。女性や体質的に弱い人、高齢者はそれより少量に。
なお、昨今、急性アルコール性肝障害で搬送された方の多くが、「ストロング系チューハイ」の多飲によるものでした。飲み口は軽いけれどアルコール度数が高く、肝臓をいたわりたい方には危険なお酒です。
また、肝臓によいと思ってウコンのサプリメントやドリンクを飲む人がいますが、科学的根拠は乏しく、肝障害の原因になることもあるため注意しましょう。
3カ月のダイエット期間が終わったら…
ダイエットは、短期間で集中して行うことが大切です。3カ月と決めて取り組み、その後は元の食事に戻る日があってもOK。大事なことは、減量後の体重を維持すること。増加するようなら、基本の食事法に戻って体重の増加を防ぎましょう。
本連載の食事法は、肝臓を守り健康を維持するもので、スタイルアップが目的ではありません。体脂肪率が男性25%以下、女性30%以下になれば、ダイエット成功と考えてください。
出典:『専門医が教える 肝臓から脂肪を落とす7日間実践レシピ』(KADOKAWA)
尾形 哲
長野県佐久市立国保浅間総合病院
外科部長/「スマート外来」担当医
