
◆異母きょうだい7人…父はやり手経営者
――最初、日本で暮らしていたyunaさん家族ですが、6歳で中国へ、そのあと10歳から大学生までをハワイで過ごし、そのあとLAに行きますよね。ハワイに渡ったのは、お母様がお父様を“諦めたから”だとか。yuna:そうなんです。私の父と母はいわゆる入籍をしていなくて。でも私と妹が生まれました。父は日本と中国で会社を経営していて、非常にやり手のビジネスマンです。あとでわかったのですが、母以外にも女性が複数いたらしくて、私が生まれる数ヶ月前に腹違いの姉が誕生していたようです。入籍もしていない2人なので離婚とは言わないのですが、関係が破綻したのをきっかけに、母方の親戚が多いハワイに移り住んだという経緯ですね。
――事業に別の家庭に忙しいと、あまりお父様と顔を合わせることも多くなかったのではないですか。
yuna:はい、私にとって父は「たまに顔を合わせる親戚のおじさん」みたいな認識でした。正確に数えていたわけではありませんが、体感では、週に1〜2回くらいしか家に帰ってきていなかったと思います。ただ、私にとっては最初から父親とはそういうものであり、それが通常なので、そこまで違和感を持ったことは正直ないんですよね。
◆女性にだらしない父を、それでも尊敬する訳
――現在、yunaさんとお父様のご関係はどのようなものでしょうか。yuna:女性には絶望的にだらしないのですが、経営者として、またひとりの男性として、尊敬しています。父はさまざまな修羅場をくぐり抜けてきたので、圧倒的なカリスマ性があって、意外と心根が優しい人でもあるんです。たとえば私が精神的につらくなって電話したときも、声のトーンなどでどんな調子なのかすぐに気づいてアドバイスをくれます。助言はいつも俯瞰してみてくれるので、まだ何も言ってないのに、「お前は今、周りにいろんな人を置きすぎていると思う。周りに置く人間は精査しなさい」とか、言われてみてはっとすることが多いですね。
――いかにも女性から好かれそうな方ですね。
yuna:やはり女性にモテるというのは、事業で成功していて経済的に余裕があることも無関係ではないものの、それだけでは続かないですよね。きちんと人間を見る目があって、誠実に考えてくれる人だから、好かれていたんだろうなと感じます。何より、父はバイタリティがあります。事業で失敗したとしても、へこたれずに次は必ず前回以上の成功を収めるんです。その魅力の裏には、父が幼少期にあまり満たされず、複雑な思いを抱えていたことも知っています。単純に目に見える成功があるだけでなく、内的葛藤がある男性だからこそ、それが滲み出るのだろうと思います。

