◆引越しを決めたら嫌がらせをされるように
嫌気がさした滝田さんは、2年を経たずに引越しを決めた。「大家に何度も引き止められましたが、それでも態度を変えないと攻撃されるようになりました。大して物音を立てていないのに、『騒音で苦情が上がっているから静かにしろ』と怒鳴られたり、1階のベランダに干していた服に、何かわからない茶色のシミをつけられるようにもなったんです」
さらには、他の先輩からも敵視され、夜中に部屋のドアを蹴られたり、貸したノートが返ってこないなど嫌がらせをされるようになった。
「退去を承諾してもらい、引越しが終わるまでの間、ストレスが酷くて、頭がぼーっとするような頭痛に悩まされ続けました。あんな経験、二度としたくないですよ」
その後、アパートの周囲を歩くのも嫌で、引越したあとも遠回りして通学していたという。いったい、あの場所は何だったのか。いまだに思い出すことはあっても、結局答えは出ないままだそうだ。
<TEXT/和泉太郎>
【和泉太郎】
込み入った話や怖い体験談を収集しているサラリーマンライター。趣味はドキュメンタリー番組を観ることと仏像フィギュア集め

