◆食べ進めるうちに、舌が…
いざ食べてみると思ったよりもスープの肉系のパンチが強く、酸辣湯のような味をイメージしていた筆者の予想とは大きく異なり、うまい。ラーメンだ、これ。具材もボウルいっぱいに入れたおかげで、さまざまな味と食感を楽しめる。今回ばかりは課金したことで、量ではなく質が上がった。
そんなことを思いながら、ずるずると春雨をすすっていたのだが、徐々に舌が痛くなってきた。辛い。発汗作用や体の火照りで、鼻水と涙が止まらない。
「待って……。どうして、ほかの女性客は平気な顔をして食べていられるの?」
女性のほうが辛さに耐性があるというが、まさにそのことを痛感した。麻辣湯は半端な気持ちで食べていると、顔がぐちゃぐちゃになってしまう。
これが「痺れ」か。

<TEXT/千駄木雄大>
―[「チェーン飯」を2000円で爆食い]―
【千駄木雄大】
編集者/ライター。1993年、福岡県生まれ。出版社に勤務する傍ら、「ARBAN」や「ギター・マガジン」(リットーミュージック)などで執筆活動中。著書に『奨学金、借りたら人生こうなった』(扶桑社新書)がある

