
春から初夏にかけて、バナナのような甘く芳醇な香りを漂わせる花が咲く「カラタネオガタマ(唐種招霊)」。縁起がよい木とされ、一年中みずみずしい緑を楽しめる常緑樹で、手入れも比較的簡単なことから、近年ではシンボルツリーや生け垣としても注目されています。この記事では、カラタネオガタマを初めて育てる方に向けて、基本情報から失敗しない育て方のポイント、人気の品種までを分かりやすく解説。甘い香りを漂わせる庭木をガーデンに取り入れてみませんか?
カラタネオガタマの基本情報

植物名:カラタネオガタマ
学名:Michelia figo
英名:Banana Shrub、Portwine Magnolia、Dwarf Chempakaなど
和名:カラタネオガタマ(唐種招霊)
その他の名前:トウオガタマ(唐招霊)
科名:モクレン科
属名:オガタマノキ属
原産地:中国
形態:常緑性中高木
カラタネオガタマはモクレン科オガタマノキ属の花木です。学名はMichelia figo(ミケリア・フィゴ)。原産地は中国で、寒さにやや弱く、地植えにするなら関東地方以南〜沖縄の霜が降りない地域がおすすめです。常緑性で、冬でもみずみずしい葉姿を保つのも魅力です。あまり手がかからず放任してもよく生育するので、古くから庭木として愛されてきました。縁起のよい木として神社などでもよく見かけることができます。
カラタネオガタマの花や葉の特徴

園芸分類:庭木
開花時期:4〜6月
樹高:3〜5m
耐寒性:やや弱い
耐暑性:普通
花色:黄、赤紫、複色など
カラタネオガタマの樹高は4〜5mに達しますが、毎年の剪定で樹高を低めにコントロールすることもできます。葉は長さ4〜8cmの楕円形で、常緑樹のため冬もみずみずしい葉を保ちます。開花期は4〜6月で、花色は黄色、クリーム色、ワインレッドなど。クリーム色の花弁の縁にほんのりと紫色がのる複色もあります。花径は2〜3cmで、肉厚な花弁が特徴です。花弁は6枚に見えますが、正確には外側の3枚が萼で、内側の3枚が花弁。花はそれほど目立ちませんが、開花するとバナナのような芳醇な強い香りを放ち、1〜3日で散りますが次々に開花していきます。開花後には実を結び、10〜11月に熟して中からオレンジ色の種子が現れます。

