更年期障害を防ぐには?症状がある人・ない人の食事の違いをチェック【医師監修】

更年期障害を防ぐには?症状がある人・ない人の食事の違いをチェック【医師監修】

閉経前後の10年ほど、女性の誰もが経験する更年期。しかし、更年期障害の症状の程度には個人差があります。その違いはどこにあるのでしょうか。今回は、「食」をキーワードに、更年期障害予防のポイントを見ていきましょう。

なぜ私が更年期に?注意しても訪れる更年期障害

なぜ私が更年期に?注意しても訪れる更年期障害

更年期に備えて規則正しい生活を送ってきたつもりでも、閉経が近くなって出てきたさまざまな症状が、更年期障害に挙げられる状態に近いと思ったことがある人も多いのではないでしょうか。

では、どんな症状が出てくるのでしょう。またその原因はどのようなものなのでしょうか。まずは更年期障害の症状とそれを引き起こす原因について見ていきましょう。

更年期障害の症状とその原因

厚生労働省のサイトによれば、更年期障害は「40歳代以降の男女のホルモン分泌量の低下が原因となる自律神経失調症に似た症候群」とあります。特に女性は閉経を迎える45~55歳頃になると、女性ホルモン「エストロゲン」が急激に減ることで、心身に不調が現れます。

このホルモンの減少による体調不良を更年期障害といいます。症状としては、身体的な特徴と、精神的な特徴が挙げられます。

<身体的特徴>

  • 頻脈・動悸
  • ほてり・のぼせ
  • 頭痛
  • 耳鳴り

<精神的特徴>

  • イライラ
  • 不眠
  • 不安
  • うつ

やがて閉経を迎えると、上記の症状にさらに関節痛や膀胱炎、尿失禁、目や喉の粘膜の異常、無気力などが出てきます。もし、こうした症状が現れた場合には、薬や漢方による治療が行われます。

更年期障害の症状の現れ方には個人差があり、寝込む人がいる一方で、知らない内に過ぎていたという人もいます。

財団法人女性労働協会が働く女性(527人)を対象に実施した、「働く女性の健康に関する実態調査」によれば、45歳以上の女性(527人)のうち、更年期症状を感じなかった人は全体の27.5%。残りの7割強の人が自覚症状ありと答えています。

できれば、症状が出る前に、あるいは出てしまっても軽度に押さえて上手に付き合い、うまくやり過ごしたいもの。更年期障害になる人・ならない人の違いは何なのでしょうか?

更年期障害になる人・ならない人の違いは?

更年期障害になる人・ならない人の違いは?

40代、50代と、年を重ねるごとに肌や体力の衰えを意識するようになるもの。さらに、閉経前後からはホルモンバランスが崩れて、ますます心身の不調を実感し、更年期の訪れを意識するようになります。

いつもよりイライラするなと思う、急にカーッと暑くなっている気がするといった症状も、その一つ。ただし、更年期障害の症状の程度は、人によってかなりの差があります。どのくらい違うのでしょうか。異なる2つの例から考えてみましょう。

食事が不規則&コンビニ弁当&惣菜も多いAさんの場合

 

Aさんは既婚で子なしの夫婦2人生活。外資系メーカー勤務で面倒見がよく、後輩にも慕われている、多忙な女性でした。

ところが45歳を過ぎたあたりから、疲れが蓄積していると感じるようになりました。休日に寝溜めをしてもスッキリしません。

忙しさにかまけて当然、食生活もずさんに。Aさんは夫と2人暮らしでしたが、仕事が忙しい時は朝食をつくることもなく、昼食はコンビニでお弁当を買うことも多く、夜も当然不規則。

残業も多かったので、夕食が10時、11時になることもよくあり、接待や会食の機会も多くありました。

自宅で食事をするときも、ついついスーパーの惣菜やインスタントで済ませてしまうことも。

休日に行っていたジムにも行かなくなって10年。ほてり・のぼせ・頭痛・不眠などの症状に悩まされるようになったAさんはふと「もしかして、これって更年期障害なのかしら」と感じるようになったのでした。

病気を機に健康に良い食生活にシフトしたBさんの場合

病気を期に健康に良い食生活にシフトしたBさんの場合

Bさんは、3年前に夫を亡くして、現在は30代の娘さんと2人暮らし。もともと料理好きだったこともあり、食事は手作りが多かったのですが、40歳で婦人系の病気になり、手術をしたことがきっかけで、健康を意識した食生活にシフトしました。

栄養のバランスを考えた食生活。野菜を多めに、魚と肉は程々に。割合的には魚の方が多いでしょうか。

夏でも飲み物は温かいもの、季節に応じた食材の他にも、閉経後にホルモン補給に良いと言われている豆腐や魚、ほうれん草などの食材を積極的に料理に取り入れ、しっかりと睡眠時間をとり、毎朝7〜8時は朝日を浴びながらのウォーキングを日課としています。

最近は野菜スープに凝るなど、体に良い食材をなるべく使った簡単なレシピを考案するのが趣味で、楽しみながら研究しています。

更年期のトラブルに効きそうな食材はどんどんメニューに取り入れ、同居する30代の娘にも「いつかくる更年期に備えて」と、体に良い食事のうんちくを語る日々を送っています。

さぁ、AさんとBさん、自分に近いのはどちらでしょうか。こうしてみると、同じ更年期を迎えていても、人によってその受け止め方が大きく違うことがわかります。

気の持ちようや、元々の性格も影響していると言えそうですが、今回特に注目したいのが2人の食生活の違いです。Bさんの例を参考に、更年期障害を乗りきるためのヒントを食生活から見つけてみましょう。

配信元: HALMEK up

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