自身も57歳、整形外科医でありスポーツドクターの中村格子さんに教わるダイエット企画「健やかボディを目指す格-KAKU-トレ」。第2回は、50代からのダイエットの基本として必要な、心と体の「歪み取り」について解説します。
教えてくれた人:中村格子(なかむら・かくこ)さん

トップアスリートを長年サポートしてきた経験から、日本人の健康づくりに取り組む整形外科医。「健康であることは美しい」をモットーに、誰にでも実践しやすい効果の出るエクササイズを提案する。「Dr.KAKUKO スポーツクリニック」では、リハビリや予防のためのエクササイズやボディメイク指導を行い、独自の診療スタイルが人気を呼んでいる。「大人のラジオ体操」が大ヒットするなど、著書多数。
50代からのダイエットは「歪み取り」から
「50代からのダイエットは、知らず知らずのうちに溜まった心と体の『歪み』を取ることから始めてほしい」と中村格子さんは言います。
「心の歪みは、活動量と食事量に深く関係しています。また、筋トレなど運動を始める前に、体の歪み取りは必ず行ってほしい」と語ります。今回は、50代からのダイエットに必要な「歪み取り」について解説していきます。
心の歪み取り1:トキメキダウンで活動量ダウン

「普段と変わらない生活しているだけなのに、何で太るんだろう」。そう思ったことはありませんか? 「変わらないと思っていても、実は活動量自体が減っている人が多い」と格子さん。
「年を取るとやっぱり落ち着きますし、何事にも既視感が増えてトキメキがなくなるんですよね。若い頃って、何に対してもウキウキして食べ歩きでも歩き回ったり、いろいろなことにチャレンジしたり、なんだかんだ動き回っていましたよね。トキメキがダウンすると、活動量もダウンするもの。患者さんで活動量が多い人は、気持ちが若い人が多いです」
年を重ねて、何でも「面倒くさい」とひねくれた気持ちになっている人は要注意。心ときめくことを見つけるだけでも、活動量が変わるかもしれません。
心の歪み取り2:「でも」「だって」はこじらせボディの始まり

「活動量が減っているのに、若い頃のままの食事量を続けて体重が増えている方は、食事量を見直しましょう」と格子さん。
「慣れは怖いもので、若い頃と同じように毎日お菓子やケーキを食べている方もいらっしゃいます。あとは、一つ一つの量は少なくても、たくさん食べている場合も。クレジットカードで少額を何度も払っているうちに、結構な額になっているのと同じように、ちょこちょこ食いを続けていると結構なカロリー総数になっているものです。
そして、そういった方は、よく『でも……(少しだし)』『だって……(疲れたから)』などと言い訳をしがちです。
また運動していないと、実はストレスが溜まります。そのストレスを食で解決するという負のループに陥り、ひざや股関節が痛くなって、さらに最低限で動くことを考えるようになると、”こじらせボディ”が完成します。自分の悪癖を見直すつもりで、食事量も見直してみてください」

