増加する「SNS型投資詐欺」の実態
鵜呑さんの事例は、現代の日本で増加している「SNS型投資詐欺」の典型的な手口をなぞっています。
警察庁が発表した「令和6年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について」によると、2024年(令和6年)におけるSNS型投資詐欺の被害額は871.1億円に達し、前年から大幅な増加傾向にあります。1件あたりの平均被害額は約1,359万円(既遂事案)で、被害者の約半数を50代~60代が占めています。
この手口の巧妙さは、「最初は少額の出金に応じる」という点にあります。これによって被害者は「いつでも引き出せる」という錯覚に陥り、さらに大きな金額を投じてしまう可能性が高いと考えられます。
SNS上の著名人の名前を鵜呑みにせず、必ず金融庁の登録を受けた正規の業者であるかを確認する。投資を行う際は、基本的な自己防衛の徹底が求められます。
[参考資料]
警察庁「令和6年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について」
