米ドルからの通貨分散先として見直される豪ドル
為替市場では、RBAの利上げ観測の高まりなどを背景に、豪ドルを再評価する動きが広がりつつあります。
特に2026年初以降は、トランプ政権の政策不透明感から米ドル安観測が再燃していることも、米ドルからの通貨分散先として豪ドルが見直される一因となっていると考えられます(図4)。実際、2026年初来の対米ドルでの通貨騰落率を比較すると、豪ドルは+4.8%と主要通貨の中でも堅調なパフォーマンスを示しています(図5)。
また、2026年1月の為替市場では、日米当局によるレートチェック観測が浮上し、米ドル円相場は一時1米ドル=152円台まで円高・米ドル安が進行しました。一方、豪ドル円相場は、米ドルに対する豪ドルの底堅い推移を背景に、緩やかな円安・豪ドル高の基調を維持しました(図6)。こうした足元での豪ドル円相場の安定は、豪ドルへの通貨分散の有効性を示唆していると考えられます。
