洋ランなのに寒さに強い? 初心者でも「2カ月咲かせ続ける」シンビジウムの育て方

洋ランなのに寒さに強い? 初心者でも「2カ月咲かせ続ける」シンビジウムの育て方

シンビジウム

シンビジウムという花をご存じでしょうか? ランの仲間で冬期、園芸店で見かけることも多いと思います。花が豪華で開花期が長いことから、胡蝶蘭(コチョウラン)と同様に贈答用としても人気があります。そんなシンビジウムは綺麗なだけでなく、育てやすい植物でもあります。本記事では、シンビジウムの特徴から育て方までご紹介したいと思います。

シンビジウムの基本情報

シンビジウム
nnattalli/Shutterstock.com

植物名:シンビジウム(シンビジューム)
学名:Cymbidium
英名:Cymbidium、Orchid、boat orchid
和名:霓裳蘭(ゲイショウラン)
その他の名前:シンビデューム、ラン
科名:ラン科
属名:シンビジウム属(シュンラン属)
原産地:アジア、オセアニア
形態:多年草

シンビジウム(Cymbidium)は、おもに東アジアから東南アジアに自生するラン科の植物で、日本に出回っているものは、それらの原種を交配し、品種改良したものです。大きく豪華な花を持つシンビジウムですが、近年はコンパクトで場所を取らない「テーブルシンビ」や、中国や日本に自生しているシュンランなどの清楚なタイプのシンビジウムと交配した「和蘭」の人気も高まっています。これらシンビジウムの自生地は冷涼な地域が多いため、ラン科の中では耐寒性が高いという特徴があります。

シンビジウムの歴史

花壇
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海外のシンビジウムが日本に入ってきた歴史は古く、1859年にトーマス・グラバーによって上海経由で持ち込まれたとされています。そのとき入ってきたのがシンビジウム・トラキアナム(Cymbidium tracyanum)で、日本で最初に持ち込まれた洋ランだといわれています。当時の株はその後も株分けなどで増えて今も残り、「グラバーさん」という愛称で栽培されています。シンビジウムは胡蝶蘭とともに、細胞培養による増殖方法であるメリクロン技術が確立されて同一の性質を持つ株が大量に生産できるようになると、鉢花として一気に人気が出て親しまれるようになりました。

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