◆トレンドがもう一巡するまで熟成
しかしながら、そのショートジャケットもあまりにも流行りすぎた。大学生からファッションに興味のないオジサマまで、幅広いブランドが展開し幅広い年代が愛用し始めることで一気に価値が急落。オシャレピーポーはその反動で今は着丈の長いクラシックなテーラードジャケットを好み始めたのです。おしゃれな人が着丈の長いテーラードを好む今、ショートジャケットを着ていると「サイズ合ってないよ?」と突っ込まれかねないほど違和感があります。
昔買った大事なジャケットなのはわかりますが……トレンドがもう一巡するまで少々熟成させるのが吉かと思います。
◆③ベージュのスイングトップ

しかしながら、同時にこのスイングトップ、コーディネートの難しさで知られています。日本ではこうした立ち襟、厚手のコットン素材、ショート丈、膨らみのある丸いデザインなどはどうしても「作業着」「仕事着」のイメージが大変強い。
もともとかっこいいイケおじが着用するならともかく、フツおじが着たらJAの制服と間違われかねない……。

