セロリより濃厚でスパイシー「セロリシード」

セロリといえば、子供の苦手な野菜トップスリーの常連。日本に普及したのは比較的最近で、昭和の後半。苦みとほろ苦さが強いセロリ、食の欧米化が進んで、日本の食卓にも馴染んだようです。

アメリカでは、子供のスナックとしてもポピュラーなセロリ。日本とは反対に子供たちの好きな野菜でもあります。アメリカ人はセロリのくぼみに、ビーナッツバターやジャムを塗りたくって食べるので、おやつ感覚。ヘルシーなのかよく分かりませんが、甘さの中にセロリの独特な風味か活きて、確かにクセになる味。セロリとリンゴのサラダなど、甘いものと合わせるのが上手なようです。

セロリと言えば独特な「香り」。西洋料理では、その強い香りを生かして、肉料理のにおい消しとしても古くから使われてきました。ハーブと香味野菜の束「ブーケガルニ」にも、月桂樹やタイムなどとともにセロリは欠かせません。

「セロリシード」とはその名のとおり、セロリの種子。私たちがスーパーで見る、緑のセロリより遥かに目立つ香りと味を持つ、主張強めのくせ者スパイス。ナツメグやシトラス、パセリの風味と、ふわっと香る苦みを持ち、鋭くスパイシー!
インドではカレーを作る際に加えたり、ロシアではスープの隠し味に使ったりするようです。日本の食卓でも、ミネストローネやポテトサラダ、唐揚げなどなど、意外と結構使えるスパイスですが、日本ではほとんど馴染みの無いスパイスと言っても過言ではないでしょう。

自称「セロリシード普及委員会」会長の私に言わせれば、一番手軽に楽しめるのが「セロリソルト」。セロリシードを挽いて粉にした物と塩を合わせただけなのに、あれ? なんか美味しい! とにかく何でも美味しくなっちゃう!!! って感じにテンションが上がるほど美味しいセロリソルト。
大きなスーパーなどでは売っていますが、作り方も簡単。「挽いたセロリシード25%、塩75%」の割合で作ればバッチリ。
春巻や天ぷらなどの揚げ物、おにぎりにも。お料理にすこーし加えるだけで、なんだか奥深い味になるから不思議です。忘れずに、試してみてくださいね。便利な世の中ですから、ネットでも買えます。これがキッチンにあるだけで、お料理名人になれちゃう魔法の粉。
「セロリシード普及委員会」の会員も募集中です。
旬のブロッコリーとセロリシードで作る「ブロッコリーチェダー」スープ

はい! アメリカで定番は定番中の定番「ブロッコリーチェダー」スープです。カフェやレストランでも見かけるし、家でも作れる家庭的なスープ。知らない人はいない! アメリカの国民的スープです。チェダーチーズのコクと野菜の甘みが絶妙に絡み合い、濃厚なチェダーチーズをたっぷり使うクリーミーなスープ。フレッシュなセロリとセロリシードを加えて、香りにコクと深みを与えましょう! ミルクと水が同量なので、軽やかな味です。
