
電子レンジでの調理は、時短のためで味は二の次と思っていませんか?
でも、レンジだからこそおいしく作れる料理を知っておくと、ごはんを作るのがちょっと億劫な日も、栄養たっぷりなひと皿が、手早く簡単に完成します。
火も鍋も不要、一石二鳥のレシピをご紹介します。
教えてくれたのは・・・
料理家、エッセイスト
山脇りこさん
テレビ、ラジオ、雑誌などで活躍。 主な著書に『おいしいものを手軽に少量で 50歳からはじめる、大人のレンジ料理』(NHK 出版)、『歩いて旅する、ひとり京都』(集英社)ほか。
いつまでも自分の味で健やかに食べるために
山脇さんがレンジ料理に目覚めたのは、お母様がきっかけでした。
「大の料理好きだった母が70代半ばを過ぎた頃、料理に時間がかかるようになった、火を使うのも怖い、と言ったのです。そのときに、ああ、電子レンジが使いこなせたらよかったのかも、と思いました」
けれど、当時は山脇さん自身も、ほとんど電子レンジ初心者。
レンジを使わなかった母の影響もあって、「料理は火が一番」とばかり、温め機能さえも使っていなかったとか。
「でもいつかは自分も料理が難しくなるときがきます。そうなる前に、レンジを練習しておこうと思ったんです」
これが50代にレンジをすすめる理由です。
どうせ使うなら、ちゃんと簡単に、しっかりおいしくできるものを、と試行錯誤を重ねた山脇さん。今や「レンジも、フライパンやせいろなどと同じ、調理道具のひとつ。
レンジで使ったほうがおいしくできるものや、ヘルシーになる料理を作っています」
市販のお惣菜やレトルトはやはり味の濃さや添加物が気になるもの。
いつまでも自分の好きな味で、健康に配慮して食べるためにも、レンジ料理にトライしてみてください。
電子レンジ調理のいいところ
● 洗いものが少なく、キッチンも汚れない
● 基本的に油を使わないのでヘルシー
● 水分を捨てないので、素材の栄養がそのまま摂れる
● 少量の調理が得意。ひとり分でも作る気になる
デザートにもぴったり! 火を使わず作れる!
とっておき作り置きレシピ2品
簡単に作れるのに、贅沢な気持ちになれる、とっておきの作り置きです。
そのまま食べても、アレンジしても、おしゃれでおいしい!
切って漬けるだけで大満足のデザートに
干しいもヨーグルト
〔 作り方 〕
無糖ヨーグルト450mLのパックに、2〜3cmにカットした干しいも120g分を漬けた状態で1晩置く。
干しいもを完全にヨーグルトに浸すのがポイント。
ヨーグルトのホエイを吸ってもちもちに。サンドイッチの具にしたり、塩揉みしたきゅうりと和えても。繊維質豊富で腸活にも。
お酒のおともにも
ドライフルーツナッツビネガー
〔 作り方 〕
酢150mLに、レーズン30g、一口大に切ったドライマンゴー20g、クランベリー20g、ミックスナッツ30gを漬け、5時間〜1晩置く。ドライフルーツとナッツはお好みで。
酢はひたひたくらいまで。
バゲットにのせたり、クリームチーズと和えたり、サラダにトッピングしたり。いろんなアレンジで楽しめます。
ワインのアテにもぴったり。冬場は常温でも日持ちします。
photograph: Aya Sunahara styling: Eri Kubohara text: Mika Miyoshi
大人のおしゃれ手帖2026年2月号より抜粋
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