おろそかになりがちな朝食ですが、「朝にしっかりたんぱく質をとることで、1日を元気に過ごせます」と話すのは、女子栄養大学栄養クリニックの蒲池桂子さん。さらにハルメク世代に不足しがちな鉄、カルシウムもとれる朝食レシピを教わりました。
教えてくれたのは2人の専門家
今泉久美(いまいずみ・くみ)さん
料理家、栄養士。女子栄養大学栄養クリニック特別講師。実践しやすいレシピが評判。著書に『栄養士が食べている作りおき献立』(文化出版局刊)
蒲池桂子(かまち・けいこ)さん
女子栄養大学栄養クリニック主任/教授、栄養学博士。生活習慣病予防に精通し、実践しやすい、栄養バランスのいい食材の組み合わせ提案に定評がある。
体の土台になる栄養を朝食でしっかり!
朝食には脳と体が目覚める重要な役割があります。「特にたんぱく質は筋肉の材料でもあり、他の栄養素よりも体内で熱を産生しやすいため、食後に体が温まり、午前中から体がよく動くようになります」と蒲池さん。
他に骨や歯を形成するカルシウム、赤血球の素となる鉄といった、体の土台となる栄養素を、体内の吸収率が高まっている朝から意識してとることをすすめます。野菜などに含まれる食物繊維をたっぷりとって腸を整えることも大切。ラクに野菜をとる今泉さん流の工夫もお伝えします。

【筋肉をつくるたんぱく質】
筋肉だけでなく臓器、血液、骨、髪などの材料に。肉や魚の他、植物性の大豆たんぱくもとりましょう。
【血をつくる鉄】
赤血球の材料になり、全身に酸素を運びます。不足すると疲れやすくなったり、頭痛やめまい、食欲不振の原因にも。
【骨をつくるカルシウム】
骨がもろくなりやすい大人世代には特に大切。吸収されなかった分は排出されるので、毎日とることがポイント。
【3つの栄養素の吸収を高める食物繊維】
必要な栄養素をしっかり消化・吸収できる腸内環境に整えます。血糖値の上昇をゆるやかにする作用も。

