やっと“運命の人”に出会えたのに…55歳女性の絶望。マッチングアプリが招いた「ロマンス詐欺」で〈老後資金2,000万円〉を奪われた残酷な結末

やっと“運命の人”に出会えたのに…55歳女性の絶望。マッチングアプリが招いた「ロマンス詐欺」で〈老後資金2,000万円〉を奪われた残酷な結末

お金と心に深い傷を残す「SNS型ロマンス詐欺」の実態

A子さんが巻き込まれたのは、現在急増している「SNS型ロマンス詐欺」と呼ばれる手口です。

警察庁が発表した『令和6年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について』のデータに、その深刻な実態が客観的な数値として表れています。同資料によると、2024年(令和6年)におけるSNS型ロマンス詐欺単体の認知件数は3,824件(前年比142.8%増)、被害額は400.9億円(前年比126.1%増)にのぼります。被害者の多くは、A子さんのようにある程度の資産を持った自立した中高年層です。

ロマンス詐欺の最も悪質な点は、被害者の孤独への不安や恋愛感情を巧みに利用する点です。将来の結婚や同居をちらつかせて依存させるため、第三者から見れば不自然な個人口座への振り込みであっても、「愛する彼がいうことだから」と疑うことなく大金を送ってしまうのです。一度振り込んでしまうと、出金しようとした際に保証金や税金などの名目でさらに金銭を要求され、最終的には音信不通になるのが典型的なパターンです。

マッチングアプリやSNSで知り合った相手からお金の話や投資の勧誘が出た場合は、どれほど甘い言葉をかけられていても詐欺を疑い、関係を断ち切ることが重要です。

[参考資料]

警察庁「令和6年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について」

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