知りませんでした…年収400万円台の会社員、暗号資産で一時4,100万円を儲けるも破産寸前に。一気に血の気が引いた「後輩のひと言」

知りませんでした…年収400万円台の会社員、暗号資産で一時4,100万円を儲けるも破産寸前に。一気に血の気が引いた「後輩のひと言」

投資家の間でも高い人気を誇る、ビットコインなどの暗号資産。しかし、その裏にあるリスクや注意点について、十分に理解しないまま始めてしまうケースも少なくありません。誰でも簡単に始められるからこそ、知識のないまま手を出せば思わぬ損失を被る恐れもあります。本記事では、永峰英太郎氏の著書『人はこんなことで破産してしまうのか!』(三笠書房)より一部を抜粋・再編集。暗号資産で破産寸前に陥った男性の事例を見ていきましょう。

暗号資産で1000万円儲けた後輩に「俺だって!」

暗号資産とは、インターネット上で個人間で取引されるデジタルな通貨のこと。ドルや円といった従来の法定通貨のように、政府や中央銀行が管理することはなく、ブロックチェーンという技術を用いて、分散的(非中央集権的)に管理されている。

最初の分散型暗号資産は、2009年1月3日にオープンソースソフトウェアとして公開されたビットコインである。以来、多くの暗号資産が作成されてきている。

暗号資産は株式などと同様に、価格変動を利用して利益を得ることができる点が注目され、投資家の間で大きな人気を呼んでいるほか、お小遣い程度で始められるため、素人にもとっつきやすい面もある。

都内に住む男性は、会社の仲の良い後輩と飲んでいるとき、「内緒ですけど、ビットコインで1000万円儲けたんです。先輩もやってみたらどうですか?」と言われた。

男性は驚いた。年収400万円程度の会社に勤めている身にとっては、4桁の儲けなど夢のまた夢の話だ。それなのに同じ会社の後輩が⁉ しかも、後輩はそれほど会社での成績がいいわけではない。

「あいつができるなら、俺だって!」

絶好調から一転…暗号資産の恐ろしいボラティリティ

そう奮い立った男性は、後輩から暗号資産のレクチャーを受けた。

2024年1月、男性は後輩が儲けたビットコインを始めた。ビットコインはその時期上昇気流に乗っており、男性は利益を重ねていった。「こんなにも儲かるのか!」と男性は驚いた。その後、同年8月に暴落するも、後輩から「今は耐える時期です」というアドバイスを受け入れ彼は耐えた。そしてその後は過去に例を見ないほどの伸びを示した。

この時点で、男性は3000万円の儲けを出していた。後輩も「先輩にはかないません」と白旗を上げるほどの絶好調ぶりであった。男性は「お前のおかげだよ。ありがとう」と、高級寿司屋などで、後輩におごりまくるほどであった。

しかし、である。年が明けると、ビットコインは急激に暴落する。それでも、その男性は「それも仕方がない」と割り切っていた。久しぶりに後輩と飲んだとき、当然、話はビットコインのことで持ちきりだった。

「最終的にいくら儲けたんですか?」と聞く後輩に、男性は――。

「11月に4100万円の利益確定をして、その後、ビットコインよりも伸びると雑誌に書いてあった別の暗号資産を再度4100万円で購入したよ。でもさ、年明けに暴落して、資産は500万円になっちゃった。自分を過信しすぎたよ。今後は、本業で頑張るよ」

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