「1日10本のストロング缶」を飲み続けた20代男性のゆがんだ日常。なぜ飲まずにいられなくなったのか…ルーツは「カフェイン依存」にあった

「1日10本のストロング缶」を飲み続けた20代男性のゆがんだ日常。なぜ飲まずにいられなくなったのか…ルーツは「カフェイン依存」にあった

◆ウォッカをストレートで嗜むように


そんなこともあったが、毎回欠かさずに飲み会に参加するには金がいる。そこで、アルバイトで稼ごうと思い、家から歩いて15分くらいの場所にある漫画喫茶の求人に応募した。しかし、「その店舗は人手が足りているから、同じ沿線の店でいいなら採用してあげる」と言われてしまう。普段、大学と家を行き来するだけの生活のため、少しくらい都心に近づくのも悪くないなと思い、その条件で働き始める。

当時は飲み会代だけではなく、インドやフィリピンなどにサークルのメンバーたちと旅行する予定も立てていたため、ガンガンシフトに入れる職場を希望していた。働き始めた漫画喫茶は9〜18時の9時間、18〜23時までの5時間シフトだったため、週に2回は9時からシフトを入れられるようにカリキュラムを組み、長期休暇には5連勤することもあった。

おかげでたくさん働くことはできるのだが、そもそも9時半からの講義に出席できない人間である。そこで、夜寝るための酒をアルコール度数が25%の焼酎から、37.5%の韓国産のウォッカに変えた。350mlの小瓶に直接口をつけ、ストレートでそのまま煽る。喉が焼けるような辛さだが、さすがにそれだけのアルコールを一気に飲むと、すぐに酔いは回る。

毎日1/4ずつ飲んでいき、4日目に最寄りのコンビニで新たな小瓶を買う。その繰り返しの日々になったのだが、ようやく父の言っていたナイトキャップの意味がわかった。睡眠のために飲酒を習慣づけると、いくら疲れていても、もはやアルコールなしでは眠ることもできないのだ。挙げ句の果てに、アルコール耐性も徐々についていき、学生時代の途中から350mlのウォッカの瓶を半分飲まないと眠れなくなった。

ちなみに、接客業だったため、勤務中に飲むことはなく(そもそも、当時そんな発想はなかった)、講義もスッキリとした頭で受けたかったため、平日は昼から飲むことはなかった。

ただ、毎日「ウォッカを半分飲んでいる」という話と、飲み会のたびに浴びるようにピッチャーのビールを飲んでいたことから、「酒豪」や「飲兵衛」を通り越して「アル中」というあだ名をつけられてしまった。確かに、毎晩ウォッカを原液で180ml飲んでいるような人間だ。アル中と呼ばれても仕方がないだろう。

◆スピリタスにやられるも、あまり懲りず


すっかり、「酒飲みキャラ」が定着した筆者は、サークルの引退祝いでバカな後輩たちからアルコール度数96%の「スピリタス」をプレゼントしてもらった。

せっかくもらったので、恐る恐るチェイサーなしでちびちび飲んでみた。しかし、普段からウォッカを原液で飲んでいるせいか、「ほぼアルコール原液」なのに、苦なくストレートで飲むことができた。そして、気づいたら瓶の1/16くらいまで飲んでいた。

「アルコール度数96%もこんなもんか」

しかし、ふと気づいたら、布団の中にいた。眠りについた記憶がないのだが、スマホを見てみると、先程までスピリタスを飲んでいた時間帯だ。わけがわからないままLINEを見ると、山のように通知が溜まっている。よくみると、すべて「昨日」の投稿だ。どうやら、スピリタスを飲んで丸一日昏睡状態に陥って眠り続けていたのだ。

それに気づいた途端、とてつもない二日酔いに襲われてしまう。「もう二度とこんなバカな酒を飲むものか……」と便器を抱えながら誓ったが、結局1カ月くらいで瓶は空になった。それでも、やはりウォッカのほうが、自分自身でもコントロールしやすかったため、喉が焼けても引き続き、ウォッカを原液で飲むことをやめることはなかった。


配信元: 日刊SPA!

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