アメリカも大幅に方針転換。「糖を捨て、脂を食べる食生活」が正しい人類学的な理由

アメリカも大幅に方針転換。「糖を捨て、脂を食べる食生活」が正しい人類学的な理由

◆■「MCTオイルを着火剤にしよう」

金森 「ブドウ糖を摂って脳を活性化させよう」なんてよく言いますけど、実はあれ間違いです。最新の研究で、脳は優先的に「ケトン体」を消費していることが判明しました。要するに脳のメインエネルギーは脂質であって、ブドウ糖はあくまで予備燃料だったんです。

織田 本当にそうですね。私も昼食を「くるみ」だけで済ますことがあります。頭に良いオメガ3の脂肪酸が大量に含まれています。腹持ちはいいですし、食べると驚くほど頭がスッキリしますよ。

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宮古島に拠点を移し、ハーブファスティングの研究に余念がない織田氏。食(経口)のみならず、サウナでハーブの蒸気を吸うなどさまざまな取り入れ方あるという
――脂質についてですが、具体的にどんなものを選べばいいんでしょうか。

金森 脂質を燃やす体(ケトジェニック)に切り替えるなら、まずはMCTオイルが手っ取り早いですね。すぐにケトン体に変わるので、初心者には良い「着火剤」になります。初心者の方はここから入るとよいのでは。

織田 同感です。MCTオイルはいわば中鎖脂肪酸の濃縮液。すでにケト体質になっている人は、より自然な形で摂る方がいい。私も今は、ココナッツオイルなんかをメインにしています。

金森 おお、僕もまったく同じです。慣れてしまえば精製されたオイルに頼らなくても、食材そのものからエネルギーを得る方がいいですからね。ちなみに、僕の庭にはココナッツが植わっているので、最近はそれを果肉ごと食べています。

織田 庭にココナッツが……!?それは流石に予想外でした(笑)

金森重樹
東京大学法学部卒。作家、翻訳者、ビジネスプロデューサー。糖質ではなく脂質に着目した「断糖高脂質」により2か月で30㎏以上の減量に成功、そのメソッドを書いた「なぜヒトは脂質を食べると痩せるのか」を2026年2月に上梓。断糖高脂質の有用性はシリーズとして書籍化しており、「ガチ速〝脂〟ダイエット」シリーズは累計10万部を突破。「金森式」としてSNSで広く拡散され、大きな話題を呼んだ。「旧石器時代になるべく近い生活様式を現代で再現する」ことをモットーに、食事、サプリメント、歩行、睡眠などの研究にも余念がない。2026年現在、バヌアツ共和国で暮らす。

織田剛
1979年、沖縄宮古島生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒、一橋大学大学院言社会研究科博士課程在学時にパリ第八大学博士課程に留学。指導教官にフランスの伝統的薬草学を紹介され、フランスハーブの世界を知る。フランスで流行していたファスティングの実践で10キロ以上のダイエットに成功し、体調の劇的な改善を実感する。2015年、肺の遺伝性の難病が発症し、片肺を切除の宣告を受けるが、フランスのメディカル・ハーブの独自研究で肺の寛解に成功。フランスの伝統的な薬草学や修道院などでおこなわれていたファスティングの理論を体系化。現在はフランスの伝統的な薬草学を紹介し、薬草学の普及、ハーブ治療院をつくるために活動し、ハーブ・ファスティング(R)を開発。著書に『4日で若返る「毒出し」のトリセツ』(すばる舎)。登録者数3万2000人のYouTubeチャンネル「ハーブファスティング・未来薬草学 織田剛」 を運営。

配信元: 日刊SPA!

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