「今の稼ぎじゃ子どもなんて絶対にムリ」夫の言葉に24歳妻は涙…〈世帯年収700万円〉でも“親になること”を先送りにする切実なワケ

「今の稼ぎじゃ子どもなんて絶対にムリ」夫の言葉に24歳妻は涙…〈世帯年収700万円〉でも“親になること”を先送りにする切実なワケ

20代が1人目の子育てをイメージできるリアルな世帯年収

共働きで世帯年収700万円という数字は、20代夫婦としては決して低いわけではありません。それでも、物価高や将来の教育費という重圧が、若い夫婦から子どもを持つという選択肢を遠ざけているのです。

望子さんと堅太さんの夫婦のように、経済的な不安から子どもを持つことを躊躇する若者は増加しています。SMBCコンシューマーファイナンスが発表した「20代の金銭感覚についての意識調査2026」のデータには、20代が直面するシビアな現実が明確な数値として表れています。

同調査で全回答者に出産・子育て(1人)しようと思える世帯年収額を尋ねたところ、20代の半数以上がイメージできるラインは「年収900万円」でした。前回の調査では「年収800万円」で半数を超えていたため、子育てに対する世帯年収のハードルがさらに上昇していることがわかります。

さらに注目すべきは、「年収がどんなに多くても、出産・子育てをしたいと思えない」と回答した20代が34.1%にのぼったことです。これも前回調査から5.1ポイント増加しています。

堅太さんが口にした「産休・育休中の収入減」や「教育費の重圧」は、決して彼個人の過剰な心配ではなく、現代の20代全体が共有しているリアルな恐怖といえるでしょう。物価高や税負担が続く社会状況において、世帯年収900万円という高い壁を越えられない限り、子どもを持つことに前向きになれない若者たちの切実な実態がデータから推測できます。

[参考資料]

 SMBCコンシューマーファイナンス「20代の金銭感覚についての意識調査2026」

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