
文具のとびら編集部
本サイト編集長の文具王・高畑正幸さん、イロモノ文具コレクター・きだてたくさん、ブンボーグA・他故壁氏さんの3人による文具トークライブユニット「ブング・ジャム」が、気になる最新文房具を独自の視点から切り込んでいく「月刊ブング・ジャム」。今回は、ブング・ジャムのみなさんが2026年に初めて購入した文房具を紹介してもらいました。
第3回目は他故さんの初文具です。
(写真左からきだてさん、他故さん、高畑編集長)*2025年11月7日撮影
*鼎談は2026年2月23日にリモートで行われました。
54年前のキャラクター鉛筆
――じゃあ、最後は他故さんですね。
【他故】今年は正月は特に大きな予定がなく、久しぶりに何の予定もない感じで、本当に1月1日にやることがなかったんですね。で、お店も最近はやってないしって思いながらちょっと検索をしていたら、たまたまですけど武蔵小金井にある中村文具店がお店やってるっていうのが分かって「しばらく行ってないな」と思って行ってきたんです。中村さんとは、もう10年ぐらい前になるんですかね? もっと前かな?
【きだて】もっと前じゃない? 14、15年ぐらい前かもしれないね。
【他故】もう古いお付き合いで。中村文具店が古文具店として復活してから機会があればお伺いしてたのが、ちょっと最近行ってなかったのでお邪魔してきました。店主の中村さんとは、たまたま同い年で、今年は2人とも丙午ということで、色々話をした中で、気に入ったものをいくつか見て買ってきたっていうのが今回の私の話なので、出オチみたいなやつになるんですけども。
【きだて】ていうか、あそこは古文具屋だから、最新文具とか今おすすめの文具とかないわけじゃんね。
【他故】基本的にないね。なので、ノスタルジーに振り切った話をしようかなと思って。
【きだて】ははは(笑)。しかし、中村文具店は正月から開いてるんだね。
【高畑】あそこね。
――元日から。
【他故】元日から開いてるっていうこと自体は僕も思ってなかったので、よもやと思ったんだけど。Xに「開けたよ」って書いてあったので。まず最初に「他故さん、これどうぞ」って言われて紹介されて、すぐに買ったのが、この三菱鉛筆の「アイアンキング鉛筆」ですね。
【きだて】う~ん。
――三菱鉛筆から発売されてたんですね。
【他故】三菱鉛筆ですね。えっと「アイアンキング」っていう、変身特撮ヒーローのことを、多分皆さんも当然ご存知ないと思うので。
【きだて】「アイアンキング」って何年前?
【他故】1972年だったかな? だから54年前。
【高畑】俺が生まれる前じゃんよ。
【きだて】俺と同学年だね。アイアンキングの学年ってなんだって話だけど。
【高畑】そうなんだ。
【他故】1972年の10月8日スタートですね。これの前の番組が「シルバー仮面」っていうヒーローものでして。今見るととんでもな番組だったんですけども、ちょうどこの頃って、裏番組に「ミラーマン」があったんですよ。ちょうど変身ヒーローが同じ時間帯でぶつかるっていう、ちょっとシャレにならない事態だったんですね。で、その後に「ミラーマン」と「シルバー仮面」で結構視聴率が拮抗してる中で「シルバー仮面」が終わって、第2弾がこの「アイアンキング」っていう番組でした。「アイアンキング」の裏番組に「ミラーマン」が終わって、「マジンガーZ」 が始まります。マジンガーにはもう全然勝てないっていう状態で終わったっていう番組になりますね。
【きだて】悲運の番組ですね。
【他故】悲運なんですよ。まあ、この番組に興味がある方は普通にググって調べてもらえばよくって、僕は番組の説明をするためにここにいるわけじゃないですから。
――「マジンガーZ」の裏番組ってことは、日曜日にやってたってことですか?
【他故】日曜の夜7時ですね。ゴールデンの時間帯に、「タケダアワー」っていう武田製薬がスポンサーでやってたんですけど。
【きだて】正直、子門真人が主題歌を歌ってたぐらいしか知識がないです。
【他故】そりゃ、場合によってはやってない地域もあると思うし、再放送も必ずあったとは限らないので。この当時の有名文房具メーカーも、キャラクター物がたくさんあったよっていうことです。「アイアンキング」も、この真ん中の赤いやつがアイアンキングで、この下にいるのが敵で、アイアンキングもロボットなんですけど、敵も全部ロボットなんですね。で、鉛筆の表面に全部アイアンキングとそれぞれのロボットがずらっと印刷されてる。
【きだて】イラストがやや緩いな。
【他故】よく頑張ってる方といえ、やや緩めなんだよ。敵が不知火一族といって、日本固有の人類だったのが、大和朝廷によって闇に葬られてしまって復活するという話なので、兄弟1人1人に全部コントローラーがあって、巨大ロボットをいくつも持ってるという設定なんですね。で、第1話で4体かな? 敵のロボが出てきて、そのうちの1体がまずアイアンキングと戦うという話だったんですよ。なので、ここに出てくるのってみんな最初の5話で出てくるロボットがずらっと並んでるのね。
【きだて】うん。
【他故】なんだけど、第1話に出てくるやつが載ってない。第1話に出てくるバキュミラーがどこにも載ってないんです。不思議でしょうがなくって。あんなにかっこいいバキュミラーが載っていない。
【きだて】多分、番組側から提供されたスチール写真に何の説明もなかったっていうタイプのやつだよ。
【他故】だと思う。三菱鉛筆が絵を描いたわけじゃないと思うので、納品されてる絵を鉛筆にしただけなのかもしれないんだけども、今見ると結構不思議な感じ。
【高畑】写真をもらって、それをなぞって原画を作った可能性とかはありそう。
【他故】だから、どこにも敵の名前とかも書いてない。ただ、「アイアンキング」って書いてあるだけなので、不親切な感じではあるんですけども。
【きだて】いやでも、最近ヒーローの鉛筆って作られなくなってるよね。
【他故】もうないよね。よく考えたら、ウルトラマンの鉛筆とかないもんね。
【きだて】ないよね。戦隊鉛筆もライダー鉛筆もないしね。せいぜい、「鬼滅の刃」の鉛筆ぐらい。
【他故】鬼滅の鉛筆は確かにあったけど、鬼滅の絵がついてたかな?
【きだて】キャラクターが付いてると学校で禁止されるから、あの市松模様だけっていう。
【他故】ああ、はいはい。炭治郎模様だけみたいなやつね。
【高畑】ライセンスかどうか分かんないやつだろ。
【きだて】そうそう。
【高畑】それはまたちょっと別の話になっちゃうけど、キャラが付いてる鉛筆って、ディズニープリンセスとかはあるけど、じゃあ男の子系はどうなのか。
【他故】いわゆるテレビ連動っていうのは、確かにない気がする。
【きだて】下手すると、「ムシキング」あたりが最後かもしれないぞ。
――ポケモンはあるんじゃないですか?
【きだて】現行で出てるのはポケモンか。
――ポケモンはあるような気がするな。
【きだて】ポケモンは男の子に限らないしな。
――男の子には限らんですね。
【他故】男の子鉛筆とは言わないね。
【高畑】ポケモンは今でも現行品でアイテムはありそうなんだよ。
【他故】むしろ、今の男の子はこういう方向じゃなくて、いわゆるスポーツブランド系に行ってしまうから、あんまり関係ないのかな。
――ポケモンは男の子向けのカッコいいやつがショウワノートが出してますね。
【高畑】「ヒーローアカデミア」の鉛筆はあるね。
【きだて】ヒロアカか、なるほど。
――テレビものじゃないけど「ジュラシックワールド」がありますね。
【きだて】ああ、恐竜ものはあるよね。
【他故】恐竜は、トンボ鉛筆からも新しいやつが出たじゃないですか(こちらの記事を参照)。恐竜は分かる。恐竜とか宇宙とか、そういうのはたくさん出てると思うんですけど。
――ポケモンぐらいですかね。
【他故】キャラクターものでテレビ連動って考えると、やっぱ少ないんですかね。
【きだて】三菱鉛筆は「スプラトゥーン鉛筆」とか出してるね。
【他故】スプラトゥーンか。スプラトゥーンはあるな。
――戦隊ものとかライダーとかだと未就学児の方が強いのかな?
【きだて】でも、昔は普通に出てたじゃないですか。だから、今そういうのがないのは寂しいなと思ってね。
【他故】ライダーとか戦隊とか、まあ戦隊はなくなっちゃうけど、放送が1年間って決まってる番組なら、作ったっていいような気がするんだけどね。
【高畑】逆に、在庫をその次の年には出せないけどね。
【他故】まあね、売り切りというかね。
【きだて】「アイアンキング」ってどれぐらい続いたの?
【他故】全26話です。
【きだて】半年だ。2クールかい。
【他故】そう。
【きだて】それでこの鉛筆が出ちゃうんだ。
【他故】この時期は、多分そういうこと関係ないんだと思う。だから、最初の5話分のスチールがあれば、その期間売るだけっていう(笑)。
【高畑】鉛筆の消費量が今より多かったんじゃないのかなって気がするよね。
【きだて】あ、そうかな。
【他故】特に、こういうダースものっていうのは、多分小学校に入学したらその子にあげるみたいな。自分たちで買うというよりは、親戚なり友人なりがあげるみたいな印象だったと思うので。
【きだて】そうだね。
【高畑】そういうヒーローに限らず、キャラクターとかが印刷されている系の鉛筆もそんなに今は多くないよね。
【他故】ねえ。
【高畑】昔ほどは多くない。昔いっぱいあったもんね。
【他故】いや、たくさんあったよね。自分で買ったわけじゃないのに、なんか知らんけど手元に残ってるものも結構あって、学校で交換し合ったりしたのかなっていう気もするんだよね。そういうような文化も昔はあった気がしないではないなっていう、懐かしさもあって、今回はこの「アイアンキング鉛筆」を紹介しました。
正体不明のテープカッター
【他故】それで、これだけだと、面白で終わってしまうので、もう1個買ってきたものを紹介させてください。ただ、これ僕正体が分からないので、2人に「これ何?」って聞きたいと思います。
【高畑】どういうこと?
【他故】これ、いつ頃発売した何?
【高畑】それ何だっけ? テープカッターでしょ?
【きだて】テープカッターだよね。
【他故】これ、いつ頃のやつ?
【高畑】それプラスだっけ? コクヨだっけ?
【きだて】うーん、たしかコクヨだよ。
【高畑】コクヨか。
【他故】えっとね、「T - M16B」っていう品番だけ書いてあって、ちょっとこれの正体が分からないです。
【高畑】それ、上が外れるんじゃなかったっけ?
【他故】ああ、そうそう。ここ(本体を台座から引っ張る)から外れる。で、本体がど真ん中でパカッと割れて、テープを入れる。
【高畑】小巻のテープが使えるんだよね。
【他故】そう。それで、こっちの台座は、裏で机にシール留めしちゃうっていう。
【きだて】はいはいはい。
【高畑】固定してくっつくんだよね。
【他故】そう、だからテープ交換の時に、台座を机に付けたままガバっと外して交換するっていうのは触ってて分かったんだけど、これいつ頃作られたもの?っていうのがちょっとよく分からない。
【高畑】多分、そんなに古くない。80年代から90年代。もう 90 年代入ってると思うな。
【きだて】その樹脂の雰囲気からすると、90 年代物っぽいよね。
【他故】これ多分ね、プラスだったら80年代の終わりぐらいのデザインなんだよ。それは何か感覚的に分かるんだけど、コクヨだからもうちょっと後かもなと思いつつ、90年代入ってからかな?
【きだて】何かそういう雰囲気が。『BTOOLマガジン』のバックナンバーとか引いたら出てくるかな。とりあえず、見たことはあるんだよ。
【高畑】多分、それ『BTOOLマガジン』とかに載ってる気がするんだよ。
【きだて】俺も、それで見た記憶な気はするんだけど。
【高畑】その頃だと思うよ、多分。
【他故】グレーのカッターパーツを下げると、刃がちゃんとスライドして出てくるんだよね。で、パーツ開閉途中はこの刃の部分カバーが上がっていて、開き切るまでは刃が当たらないっていう親切設計。ここのところもめっちゃ面白いね。
【高畑】割とそんなに古くない印象がめっちゃあるので。
【きだて】いや、90年代だったら古いんだって(苦笑)。
【他故】我々にとっては、90年代はつい最近のような気がしてしまうけど、実際には古いんだよ(笑)。
【高畑】いや、だってさ…。
【他故】このスライドっていうか、この台座の横のところにポケットがあって、ここにペンが挿せるっていうのも、当時の工夫だなあって感じがすごいするんだよね。これが中村文具店の店頭にポンと置いてあって、気に入って買ってきたんです。
――中村さんは何て言ってたんですか?
【他故】中村さんも分かんないって言ってました(笑)。
【きだて】中村さんも詳しいわけじゃないからね。
【他故】商品の説明が完全にできるわけじゃないですから。
【きだて】あの人は、何か見つけてきちゃうだけだから(笑)。
【他故】ただ、このデザインっていうのが、本当にその当時の80年代から90年代頭ぐらいの、あのいかにもっていう感じのデザイン、いかにもっていう感じの事務用品の色っていう、自分の思い出の中で1番楽しかった文房具の時期みたいなのを思い出させてくれるので、基本この色の製品好きなんですよ。「無難ブルー」って言うんでしたっけ? プラスでもたくさんこういう製品が出てるし、コクヨにもあるし、こういうの見るたびにいいなと思って買っちゃうんですけど、でも正体が分からない。
【きだて】『BTOOLマガジン』のバックナンバーをちょっと引くか。
――その色の商品って、90年代初頭ぐらいによく見かけたような色ですよね。
【他故】めちゃくちゃよく見かけましたよね。
【きだて】何かね、その丸みの感じとかね、その辺がすごい90年代臭い雰囲気なんだよな。
――うちの業界新聞に載ってるんじゃないかな。
【きだて】ステイショナーにありそう。
【他故】ありそうですね。
【高畑】90年代に売ってたのは間違いないね。今ね、ブラッドオンラインっていうホームページにこれが出てるんだよ。
【他故】あ、出てるんだ。
【高畑】このサイトの解説が、1999年なんだよ。だから、2000年代までこれを売ってたはず。
【他故】売ってはいたんだね。
【高畑】「今は商品は終了しました」って書いてあるけど、少なくとも99年からオンラインで何かやってるよっていうサイトなのね、このプラットオンラインは。だから、その時点では少なくとも、それより後に商品で取り扱われているので、どう考えてもそのタイミングであったみたいなね。
【他故】なるほどね。
【高畑】メーカー希望小売価格が864円。
【きだて】マジで、何で見たんだろうな?
【他故】みんなの記憶だけをかき回して終わってしまう回になっちゃう(笑)。
【高畑】デスクに置いといたら、回転してどっちからでも使えて、ペンスタンドにもなってみたいな感じなんだけど、取り外すと外でも使えるよっていう。
【他故】そうですね。
【高畑】地面に固定するところが砲台だけど、砲台の部分がマゼラトップみたいな。
【他故】これ机に貼っちゃうやつだから、逆に貼らないと使えない。軽過ぎて。
【高畑】洗うともう一回使えるやつじゃないの?
【他故】これは違うんじゃないか。がっちり接着じゃないのかな。ちょっと怖くて、貼ったらはがせないんだけど。
――取り返しがつかなくなっちゃう(笑)。
【きだて】90 年代にそんなペトペトのシリコン系の粘着ってなかったと思うからな。
【他故】なので、これはガチで貼っちゃうやつじゃないかな。
【高畑】どうだろう? でも割と自分が文房具を意識してる時になんかいろんなギミックあんなっていう中にあった記憶があるので。だから、まあまあ新しいというか。
【他故】このデザインというか、佇まいというか、色というか、素材というか、こういうのは僕が大学生の頃に文房具が好きだってはっきり自覚した頃を思い出させてくれるので、大好きな製品です。すごく思い出深いデザインではあったので。正体が分からないこと以外は全部大好き(笑)。
――この記事を見たコクヨの方にはご連絡いただくということで。
【他故】昔のカタログを見ることができるコクヨの方にちょっと情報をいただければ。
【きだて】でもいいな、それ。中村さんもう一個見つけてきてくれないかな。
【他故】できるんかな?
【きだて】90年代のものだったら、古い文房具屋のデッドストックで普通にありそうはありそうなんだよね。
【他故】棚の奥で、箱に入ってちょっと色褪せちゃってるやつとか、ビニールが茶っけてるんだけど、ガラスケースに入ったままとか、そういう店にないわけじゃないんだよね。
――他故さんが「ぶらりタコ歩き」で行く店にありそうですよね。
【他故】今でも、プラスの80年代からのシリーズで、同じ型で同じ色でずっと出してる「ウィッティーパーティ−」ってシリーズがあって。あのシリーズがペン立てとかペントレーとか、僕が大学頃の時と同じかたち、同じ色でまだ定番で売られてまして。「これ昔のやつだったかな? 今の製品かな?」みたいな。その色の感じですね。
――なるほど。
【他故】なので、今回は、自分の中のノスタルジーを感じる年のスタートだったなと思っております。
【高畑】午年で思い出したけど、中村文具店でブロンズでできた馬の頭の銅像みたいなテープカッターだかステープラーを買ったことがあるよ。
【他故】それはすごいな(笑)。で、余談なんすけど、中村文具店の近くに小金井神社があるんですけど、その日は初詣のお客さんが店の前をたくさん通るので、「こんなとこに文具店があったんだ」って言って、すごいお客さんが入ったっていう。みんな知らんのか、地元の人じゃないのかって思いつつもガンガン寄ってくるっていう日でもありました。
【高畑】そのタイミングで開いてる文房具屋ってのがなかなかすごいよ。
【きだて】ちなみに今ね、台湾のネットオークションでそのテープカッターが売られてるのを見つけました。
【他故】本当だ、同じやつだ。へえ! 「コクヨデスク固定タイプ」ね。
【きだて】このオークションは参加したことないから、ちょっと買い方が分からんな。
【他故】220円って書いてあるけど、これは信じていいやつなのかね?
【きだて】分からん。
【高畑】時々分かんないのあるよね。
【他故】あ、これは名入れしてるって書いてあるね。法人名が入ってますっていう。そういうようなものにも使ったんだね。
【きだて】そうか、このスタンド部分は名入れスペースか?
【他故】ちょっとラウンドしてるから入れにくいとは思うけど。
【きだて】あんまり面積は広くないね。
【高畑】昔は、文具は何でもノベルティで使えたからね。
【他故】本当そう。
【高畑】普通に、病院向けとかでありそうじゃない。製薬会社とかさ。そういうところに持ってくのにもちょうどいいし。気が利いてるのが、小巻を中に入れてもちゃんと使えるようになってるところとか。
【きだて】そうそう。
【他故】そこら辺がやっぱり工夫だよね。
【きだて】効いてるね。
【他故】この面の取り方も、すごく美しいなと思って。
【高畑】ああそうね、面白いね。
【他故】うん、めちゃくちゃ美しい。
【きだて】今のやつ、普通にヤフオクにも出てる?
【他故】マジか?
【高畑】たまに両方出店してる人とかもいるよ。
【他故】怪しくないのであればぜひ(笑)。
【きだて】行けそうだな。送料も440円とか出てるし。とりあえず入札、と。
【他故】じゃあ普通だね。全然国内じゃん。まあ、私としては、物の説明ができないので話はここまでなんですけど(笑)。
【きだて】ははは(笑)。
【高畑】やっぱり、古文房具にしてもそういう系のやつは、他故さんみたいに足で稼ぐのが一番だよね。
【きだて】それはそうね。
【高畑】そもそも、どんなものがあるか分かんないし、全部把握してないから、たまたま見つけたものを買うっていうのはやっぱりあるので、お店に行くっていうのはアリだね。
【他故】そうね。特に僕の場合は、研究者であるわけでなく、特にものを集めるマニアでもなく、どっちかっていうとこういう風に出会いを楽しんでる人なので。良いもの買ったっていうよりは、連れて帰ってくるのが嬉しいっていうような感じ。これに価値があるかどうかはあんまり関係なくってね。「気に入ったから買ってきた」っていう軽い感じがいいんじゃないかなと思ってます。今回のものは実用品なので、いつかは使ってみたいなと思います。