
東京での暮らしの中では、「スキーセーター」と呼ばれる厚手のセーターを着るほど気温が低く寒い日は、冬の間に数日しかありません。乗り物も建物の中もとても暖かいので、もこもこと厚手のセーターを着ていると暑くなってしまいます。それでもスキーセーターを着たいわたしは、その機会を逃さないように毎日天気予報を見て気温の低い日を狙っていました。
<スキーに行きたいわけではないけれど>
冬は雪景色に囲まれて過ごしたい、と思います。けれどスキーがしたいわけではありません。部屋の中からぬくぬくと窓の外の白い景色を見ていたいのです。
50年ほど前、わたしたち家族は札幌に住んでいました。父は、仕事が休みの日には近くの山にスキーに行きました。小学生のわたしを連れて行くこともありました。家から板を担いで、重たいスキー靴をはいて行くのです。わたしがいては父は自由に滑ることができませんので、運動が苦手なわたしが体育の授業に遅れないようにと考えてくれていたのかもしれません。ハの字、ハの字でボーゲンばかりをひたすらに練習しました。
<タートルでなければなりません>
スキーセーターの中でも、わたしはタートルかハイネックを好みます。写真は、長く着ているものから、近年のものまで。
10代の頃に、友が着ていたノルディックセーターに憧れて、雰囲気が似たものを買いました。けれど、それはいつまでも似たものでしかなく、数年着て手放してしまいました。今思うと、充分に可愛いセーターだったのですが。ヘチマカラーのカウチンニットにも憧れています。いつか、これと思う一着に出合える日が来ると良いなと思います。
青紫色のニットのワンピースはウールとアルパカのほぼ半々で編まれているので、柔らかくそれなりに重たいのですが、その重たさが心地良いのです。アルパカ特有の少しひんやりとして滑らかな肌触りは、他の毛のものでは感じられません。寒い土地への旅行にも向いています。


